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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

7月に観た映画は以下のようになりました~ジョン・ランディス~「ゾンゲリア」など

7月に観た映画(劇場&DVD)は以下のようになりました。

 

7月の鑑賞メーター
観たビデオの数:13本
観た鑑賞時間:1150分

プロジェクトA 〈日本語吹替収録版〉 [DVD]プロジェクトA 〈日本語吹替収録版〉 [DVD]
鑑賞日:07月27日 監督:
ハネムーン・キラーズ [DVD]ハネムーン・キラーズ [DVD]
鑑賞日:07月27日 監督:レナード・カッスル
狼男アメリカン [DVD]狼男アメリカン [DVD]
鑑賞日:07月22日 監督:ジョン・ランディス
悪魔の凶暴パニック [DVD]悪魔の凶暴パニック [DVD]
突如、髪の毛が抜け落ち、発狂して人を襲い出す事件が続発。その原因は10年以上前に出回ったあるドラッグであった…いくつかのエピソードがひとつにまとまる、というなかなか凝ったサスペンスなんだけども、ちょっぴりタガが緩い演出で、もひとつ緊迫感に欠ける。そこが味といえば味か。単なるハゲの狂った人が襲ってくるだけというのがホラーにしてはビジュアルのインパクトが弱い…でも濡れ衣系サスペンスとして楽しめる。とにかく音楽で脅かす。あと主演の俳優が渋々出てるショーン・ペンに見えて仕方ない…
鑑賞日:07月20日 監督:ジェフ・リーバーマン
籠の中の乙女 [DVD]籠の中の乙女 [DVD]
ファニーで、マッドで、エロくて、恐ろしくて、ネガティブで、とつらつら並べて、つまり面白かった!ハネケほど激烈に観客の胸ぐらをつかんで「考えろ!」と迫りはしないし、トッド・ソロンズほど陰々滅々としたものばかりを陳列しもしないが、その二人の監督との相似を思いつつ、またちょっと違う味わい。父親の過剰な愛情によって、自宅敷地内から一歩も出ることを許されない家族。その潔癖な家庭内の異常な日常。大人の身体を持ちながら、精神は幼児のまま遊び戯れる子どもたち。白っぽい庭の木々の映像、人物を追わないカメラワークも好き。
鑑賞日:07月18日 監督:ヨルゴス・ランティモス
【Amazon.co.jp限定】華麗なるギャツビーBlu-ray BOX豪華版 (Amazon.co.jp限定 映像特典ディスク付) (完全数量限定)【Amazon.co.jp限定】華麗なるギャツビーBlu-ray BOX豪華版 (Amazon.co.jp限定 映像特典ディスク付) (完全数量限定)
鑑賞日:07月15日 監督:
飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲
悪魔のいけにえ」の正統な続編という売りで、開巻、3Dでかの名作のマッシュアップを楽しめるわけだけども、本編は正直両手を挙げては喜べなかった…オリジナルへのリスペクトというかオリジナル信奉者への配慮とでもいうべきキャスティングやディテールが、どことなく足かせになってたんではないか、と。しかし、最後にはレザーフェイスを憎めない奴にして、これは新たなるソーヤー一家サーガの序章を思わせるオチ。そう、前振りで終わってしまったような気がする出来。
鑑賞日:07月14日 監督:ジョン・ラッセンホップ
ゾンゲリア [DVD]ゾンゲリア [DVD]
面白い!ちょっと変わり種のゾンビ物だけど、死もしくは死体に対して変態的美学をムードいっぱいに描いてて、これはなかなか珍味。オープニングのちょっとエロチックなラブロマンス風から一転する演出とか、顔面が損壊された美女の遺体を蘇生するシーンのこだわりとか、見所が多い。脚本にダン・オバノンの名が。「バタリアン」といい本作といい、ゾンビの本家をロメロとするなら、裏本家はオバノンか?
鑑賞日:07月10日 監督:
ジャンボ・墜落 ザ・サバイバー [DVD]ジャンボ・墜落 ザ・サバイバー [DVD]
鑑賞日:07月09日 監督:デヴィッド・ヘミングス
ジャンボ・墜落 ザ・サバイバー [DVD]ジャンボ・墜落 ザ・サバイバー [DVD]
鑑賞日:07月09日 監督:デヴィッド・ヘミングス
ザ・ライト エクソシストの真実 [DVD]ザ・ライト エクソシストの真実 [DVD]
鑑賞日:07月07日 監督:ミカエル・ハフストローム
ゾンビランド [DVD]ゾンビランド [DVD]
再鑑賞。ゾンビものに漂う終末感って、ゾンビがはびこっていることから醸されるものじゃなくて、生き残った人々がエゴと欲望をむき出しにして理性を失ってしまうとこから醸されるもの。その点本作は、4人の主要人物が皆それぞれのルールでゾンビランドを生き残ってきたんだけども、お互いに歩み寄って、最後には新しい家族となる。ポジティブ。そこがヒットした理由のような気もする。ビル・マーレイのシャレにならないジョークが、素で出てるみたいでおかしい。
鑑賞日:07月06日 監督:ルーベン・フライシャー
バーク アンド ヘア [DVD]バーク アンド ヘア [DVD]
狼男アメリカン」をジョン・ランディスフィルモグラフィーにおいて、いや、ホラー映画においての最高傑作と信じる身にとっては、ジョン・ランディスがイギリスに実在した連続殺人鬼を作品にするといったら、これは期待しないわけにはいかない。ブラックユーモアは効いてるし、テンポも良いし、サイモン・ペッグをはじめ俳優の個性も充分引き出してるとも思うし、そつなく仕上がってる。が、なんか物足りない。こじんまりとまとまってやいやしないか?美術も衣装も手がこんでて雰囲気は抜群なのに、なんか惜しい…
鑑賞日:07月02日 監督:ジョン・ランディス

鑑賞メーター

 

この他に、前回ブログに取り上げたジョアン・ペドロ・ロドリゲス「ファンタズマ」が加わる。

今年は“コーエン兄弟回顧年”と自らに課しているので、毎月なにかしら観返すようにしたいのだけども、7月はなにも観なかったのをやや反省。

6月に「サボテン・ブラザース」を再見した流れで、ジョン・ランディスを観直したい気持が高まってきて、見逃していた、というより全く知らなかった最新作(?)の「バーク・アンド・ヘア」を観るが、これはどうもいまいちで、イギリスに実在した連続殺人鬼をブラックユーモアたっぷりに描いているのだけども、時代物はジョン・ランディスに合わないような?

で、なんとなくくすぶったままなのもスッキリしないので、ジョン・ランディスの最高傑作(と信じる)「狼男アメリカン」を観て憂さを晴らす。

僕が今までの経験上、映画に求めているだろう要素、「おかしさ」「哀しさ」「美しさ」「バカバカしさ」「恐ろしさ」「孤独」そうしたものがこんなにもコンパクトにまとまっている作品を他になかなか知らない。

 

狼男アメリカン」別格で、「ファンタズマ」の変態さについては前回書いてるし、それら以外で7月の収穫と言うと、「籠の中の乙女」と「ゾンゲリア」の2本。

籠の中の乙女」は、ついミヒャエル・ハネケトッド・ソロンズの名を挙げたくなってしまうが、どちらも最近は(昔から?)頭でっかちな方向へと行きがちなので、監督のヨルゴス・ランティモスには今作のようなエロさとシニカルさとポップさ(ラストの方の脱力ダンス!)をさらに軽やかに料理してくれるような次作を期待したい。

 

ゾンゲリア」は初見。昨今はゾンビの動きが速いだの遅いだの、ゴアなビジュアル云々に注意が向きがちだけど、ゾンビものでもこんなに面白い脚本が書けるのだ、と驚き。ダン・オバノンは「バタリアン」の監督・脚本でもあるし、ロメロと肩を並べるくらいもっと評価されてもいいのでは?と思う。

これと「ザ・サバイバー」と、ほんとは「恐怖の足跡」と、いわゆる「実は主人公は○○だった」オチを楽しむつもりだったけども、「恐怖の足跡」はまたいずれ。