船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

SUPERCHUNKの新譜「I HATE MUSIC」についてゴチャゴチャと…

なんとなくiTunesを覗いて、なにかダウンロードでもしようか、と、SUPERCHUNKの過去作でまだ聴いたことのないアルバムが何枚かあったので、そのうちのどれかでも、なんて気軽に検索してみたら、見慣れないアルバムジャケットが…

「I HATE MUSIC」?聞いたことのないタイトル。発売日を見ると、2013/8/14になってる。新譜?で、調べてみるとどうもそうらしい。CDは20日発売のよう。ダウンロードだけ先行なんだろうか?
ダウンロードしてみた。
聴いた。
よかった。

I Hate Music

音楽について書くのは苦手だ。
好きなジャンルはあっても満遍なく聴いてるわけでもないし、「かっこいい」のバリエーションだけでしか言い表すことができない…

SUPERCHUNKは、90年代初めに、ポストニルヴァーナかなんか言われてデビューした頃から聴いてるのだけども、ライブは観たことないし、新作を常にチェックしてたわけでもない。
しかし、ポストニルヴァーナって、全然音は違うのになぜそう呼ばれたんだろう?
ダウナーな雰囲気は微塵もない。

パンク?パワーポップSUPERCHUNKはどういったジャンルに属するのか、これもよくわからない。
インディーロックってのはすごく漠然としててピンとこないし。
でもこの3つの単語を並べておけば、恐らく勘のいい人には大体こんな感じの音か、と伝わるんだろうと思う。

SUPERCHUNKの魅力は、まず、ボーカルのマックのハイトーンボイス。
ポップで、疾走感のある曲に、このハイトーンボイスが乗る気持ちよさ。基本、それに尽きる。
ポップという言葉は便利だけど、なにも言い表していない気がしてならないが、意識が低いので、つい出てきてしまう…

あと、20年以上も活動していて変わらない音楽性、というか音楽に対するスタンス。この辺りはソニック・ユースなんかと通ずるものを感じる。
ただ、個人的には、theピーズとの親近性を感じたい。
勿論、音楽性は異なるんだけど、欲があるんだかないんだかわからない、ただ自分たちには音楽しかなさそうだぞ、という感じで続けてきている、とでもいうようなスタンス。
小賢しいスタジオワークで、手の込んだアルバムを作るよりも、ほとんどライブ感覚で一発で録ったようなアルバムを作る、というとこも似ている。

で、新譜、I HATE MUSIC、逆説的なタイトル。ROCKじゃなくてMUSICとはまた大きく出た。MUSICのはずれでギターかき鳴らしてる男が「I HATE MUSIC」と言うのは、ほとんど破れた片想いの相手への弔いと愛ではないだろうか?とか…

しかし新人のバンドのようなフレッシュな響き。いや、今の新人バンドの方がよっぽどデビューからひねくれた音を出してくるか。ある種、ベテランならではの、よい意味での開き直ったシンプルかつポップ(2回目)なギターロック。余計な装飾のない、まさにスーパーチャンキーなサウンド。涙こぼれそうになる。

「ME&YOU&JACKIE MITTOO」「LOW F」「FOH」なんかがグッとくる。
当分ヘビロテになりそうです。


終わり