船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

ADEBISI SHANKのセカンドを聴いてみた

adebisi shankというバンドのセカンドアルバム「This Is the Second Album of a Band Called Adebisi Shank」をダウンロード購入。

This Is the Second Album of a Band Called Adebisi

This Is the Second Album of a Band Called Adebisi

 

しかし身も蓋もない、というかあまりに素っ気ないタイトル。ファーストも「This Is the Album of a Band Called Adebisi Shank」だから一貫してる。アルバムというパッケージにコンセプトを立てる、というのを拒否してるとでも言うのか、そういう意味では、一曲単位で好きにダウンロード購入できてしまう今の時代をストレートに反映している、とも思えたりする。

 

Amazonのレビューだとか商品紹介を見ると、「マスロック」という語が出てくるんだけども、実はよく知らない。

調べてみると、「mathematic rock」で、数学的なロック?わかるようでわからない。

なんでも緻密に構成された、高い演奏技術による変拍子、ポリリズムを取り入れた楽曲を演奏するバンドをそう括るのらしい。

ちょっと前は「ポストロック」と呼ばれていたジャンルの現在進行形だろうか?

ジャズやらプログレッシブロックやらクラウトロックやら、とにかく貪欲にいろんなジャンルの音楽を消化して再構築したもの、という風に理解する。

正しく理解しているわけではないが、個人的な印象では「ポストロック」はどちらかというと頭でこねくり回しているようなインテリ的な側面が合ったように思うが、今の「マスロック」というのは、「ポストロック」がすでに身体に馴染んでしまった世代が、自然に、もはや肉体的に演奏しているように聞こえてくる。

と、こう言う時、「ポストロック」はtortoiseをイメージしていて、「マスロック」はbattlesをイメージしている。

うーん、でも、battlesもまだ頭がいいロックっていう気がするな。

 

その点、adebisi shankは、ポストロックのアプローチを自分たちなりに解釈して云々という理屈っぽいことを抜きにして、ただ、好きな音楽を全部合わせてやってみました、みたいなやんちゃさを感じる。

レッチリとかフィッシュボーンとかの、ミクスチャーロックと言われてたバンドにむしろ近い感じがする。

頭で考えるよりも先に手が動いている。

とっ散らかってる面白さ。


シンセサイザーがカラッと陽気な80年代を連想させるような曲があれば(INTERNATIONAL DREAMBEAT、BONES)、ファウストだかノイ!だかを連想させるフィジカルなループが気持ちいい曲があったり(GENKI SHANK、FRUNK)、妙なエキゾチックな曲もある*1。てんでバラバラのようでいて、でも通底しているのはポジティブなやんちゃさ。

ああ、バンド全体のイメージが、DEVOなんかと近い気もする。

やんちゃでフリーキーなんだけど、そういうアティテュードがどこかシニカルに見える、とこが。


International Dreambeat - Adebisi Shank - YouTube


Adebisi Shank - Genki Shank New Song! - YouTube

*1:-_-