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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

1月に観た映画あれこれ~今年はジョン・ヒューズとアルモドバルあたりを…

映画 コメディ

2014年1月は「ザ・レイド」で景気よく始まったけども、その後は、まあ、変わらずコメディをとりとめなく観たり。

今年はジョン・ヒューズと、今までまったくノータッチだったペドロ・アルモドバルのフィルモグラフィを総ざらえしていきたいな、という抱負のようなものを持つ。

 

 

劇場で観たのは、「MUD」と「アイム・ソー・エキサイテッド!」。

「MUD」は後からまたじわじわとくる。

河っ縁の生活、タイ・シェリダンのナイーブな表情、マシュー・マコノヒーの佇まいとシャツ、木の上のボート…

「アイム・ソー・エキサイテッド!」は、アメリカ映画(主にハリウッド映画)ばかり観ている頭に、こういう語り口(≒演出)もあるのか、という軽い衝撃を与えてくれる。才能ある監督による、力を抜いた小品コメディというのはなんとも愛らしい。

 

 

1月の鑑賞メーター
観たビデオの数:18本
観た鑑賞時間:1750分

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ティム・バートンに泣かされるとは…アルバート・フィニーが素晴らしすぎる。子どもを持っているとこの手の話は涙腺にくるな。ずるい…
鑑賞日:01月31日 監督:ティム・バートン
アイム・ソー・エキサイテッド!アイム・ソー・エキサイテッド!
もっとバカバカしいのを想像してたけども、なんというか、変!初期アルモドバルの作風への回帰みたいなことを言われてるけども、アルモドバルちゃんと観たの初めてだから、これを機に色々観よう。ビジネスクラスのCAが3人ともゲイ、っていうだけでおかしいんだけど、予知能力がある女がコクピットに乗り込んできて、「乗員乗客の運命がこのフライトで変わる!」みたいなこと言い出すオープニングから、ドタバタを期待するとそうでもなく、と思うとミュージカルやらサスペンスやらラブストーリーやら脈絡なく混在し、もうとにかく変!
鑑賞日:01月29日 監督:ペドロ・アルモドバル
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古典的な悲恋物語の枠組みを学園ものに当て込み、同時代性と爽やかさで香りづけして、ラストはちょっとハッピーで締めるという、ラブロマンスの佳作。個人的には、本作の三角関係が男女逆転した「恋しくて」の方がグッと胸に迫った。モリー・リングウォルド演じるアンディが、口をつんととがらせてる時はかわいんだけど笑うといまいち…まあ、個人の趣味かな…むしろアンディの幼馴染みを演じたジョン・クレイヤーのかわいらしさ、自らは身を引くいじらしさが切ない…
鑑賞日:01月27日 監督:ハワード・ドイッチ
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悪くないけどもひとつのれなかった…バック・トゥ・80'sなブロマンスコメディ。80sスキールックが色とりどりで目に楽しいけど、80sロックは正直ピンとも来なければ、懐かしいとも思わない。ジョン・キューザックがやけに老け顔なのが、このコメディにはややそぐわないような…自分勝手なルーを演じたロブ・コードリーは、はじめて観たけどおかしかった。80sをパロディにしてるのに、ヒロインがぼんやりしてるのが惜しいかな。
鑑賞日:01月26日 監督:
MUDMUD
面白かった!愛する女のために人を殺して逃亡を図ろうとする男に、ロマンチックな想いを抱いて憧れる少年の、幼年期の終わりを描いた青春未満映画。主人公エリス少年の、喧嘩っ早いけど、永遠の愛を信じるウブさ。演じるタイ・シェリダンはそこに透徹した視線で説得力を与える。彼の前に現れるのはマシュー・マコノヒー演じる、馬の血が流れる妖精マッド。しかしその正体は、ロマンチックな少年のまま大人になってしまった未来のエリス像なのであった…「女の愛は信用できない」のか?夜中窓から入ってくるM.マコノヒーはピーターパンみたい…
鑑賞日:01月22日 監督:
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モンティ・パイソンは小難しいイメージがもとからあるとこにきて、キリストと同時期に生まれて救世主に間違われた男の話だなんて、ちょっと手が出しにくい作品だけども、案外本作はベタなギャグが多くて楽しい。ただモンティ・パイソンって、やっぱりスラップスティックなノリはいまいちで、救世主に間違われたブライアンが民衆に追われるシーンなんて、もっとドタバタでもいいんじゃないか?と思ったり。唐突なグレアム・チャップマンのフルヌードとか、誰しもが誉め讃えるエリック・アイドルが歌うラストシーンとか楽しい。
鑑賞日:01月21日 監督:テリー・ジョーンズ
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
ビートルズの「サージェント・ペッパーズ」みたいなコンセプトアルバムっぽい印象。メタ映画的な悪ふざけは好きなんだけども、いまいちスカッと笑えなかった。一番面白かったのがアーサーの登場シーン。馬に乗ったふりね。全編これで押し通してるのがよかった。
鑑賞日:01月17日 監督:Array,テリー・ギリアム
カンフーハッスル コレクターズ・エディション [DVD]カンフーハッスル コレクターズ・エディション [DVD]
鑑賞日:01月16日 監督:チャウ・シンチー
私にもできる! イケてる女の10(以上)のこと [DVD]私にもできる! イケてる女の10(以上)のこと [DVD]
女優(女性コメディアン?)がここまで品なく下ネタを演じきる作品が出てくるようになったのも、やっぱり「ブライズメイズ」のヒットのおかげなんだろうか?「アメリカン・パイ」の男女逆転版といった感じ。卒業生総代に選ばれたブランディは、大学が始まる前までにバージンを捨てようと、そのために必要な「やることリスト」を作って、身近な男子相手にリストの項目を実行。「やることリスト」の内容の方がむしろセックスより後では?という気もしないではないが…ヒロイン演じたオーブリー・プラザがディバイン以来?のうんこ喰いを披露、天晴れ!
鑑賞日:01月15日 監督:マギー・ケアリー
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初見よりずっとよかった。観る度に味わい深くなるのかも。現代から1920年代にタイムスリップするというSF的プロットなのに、なんだこのロマンチックな雰囲気!ノスタルジーに浸かった夢見がちな脚本家が1920年代のパリで、「パリのアメリカ人」やら華やかな作家、アーティストらと邂逅するという終始ニヤニヤな展開。芸術の都パリへの愛が溢れる軽妙なロマンチックコメディ。何気なく町歩きするシーンにグッと来る。
鑑賞日:01月11日 監督:ウディ・アレン
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これは素晴らしい!主演の3人が瑞々しくて皆美しいので、彼、彼女らを見てるだけで幸福感もあるけども、それぞれが本当の自分に気付く成長譚をこんなにも淡く切なく切りとって見せたことに感動すら覚える。高嶺の花に片思いする草食男子と、その彼に秘かに想いを寄せる幼馴染。ベタといえばベタなんだけども、単に青春映画、学園もの、ラブストーリーといった型にはめてしまいたくない、ジョン・ヒューズのこうしたジャンルへの矜持を感じる。作家性のある、というのを言い換えれば鼻っ柱の強い作品。傑作。
鑑賞日:01月10日 監督:ハワード・ドイッチ
アンタッチャブル(通常版) [DVD]アンタッチャブル(通常版) [DVD]
きちんと観たのは初めて。OPのエンニオ・モリコーネのメインテーマ曲でいきなり痺れる。実録ギャングもの、といえばそうなんだけども、昨今実録ものはリアリティを重んじてかどこか深刻なムードばかり漂ってる印象だが、本作はしっかりエンターテイメントとして観られるとこが素晴らしい。ケビン・コスナーは凛々しいし、ショーン・コネリーは貫録、アンディ・ガルシアは切れっきれ、デ・ニーロはデ・ニーロ。カポネは忌むべき悪としてだけ描かれ、腐敗してない警官たちによるはみだし者の精鋭チームはマンガチック。娯楽作としてバランスがいい。
鑑賞日:01月08日 監督:ブライアン・デ・パルマ
ザ・タイガーキッド~旅立ちの鉄拳~ [DVD]ザ・タイガーキッド~旅立ちの鉄拳~ [DVD]
ギャレス・エヴァンス監督、「ザ・レイド」の前日譚ともとれる(話にはなんら繋がりはないけど)シラット・アクション・エンタメ。主演は「ザ・レイド」同様イコ・ウワイス、マッドドッグ役やアンディ役の人もチョイ役で出てる。シラットを軸にしたアクションをきちんとしたドラマで見せる、という野心が恐らくあったのだろうけども、ドラマの部分は、まあ、孤児の姉弟を田舎者の正義漢がマフィアから救うというものなので推して知るべし。音楽が過剰に抒情的だったり、この手の話にしてはちょっと長いなどマイナス面もあるが、アクションはさすが。
鑑賞日:01月07日 監督:G・H・エヴァンス
恋はデジャ・ブ恋はデジャ・ブ
噂に違わぬ面白さ。ビル・マーレイがはじめはお得意のポーカーフェイスでなんだかんだ皮肉交じりに毒づきながら、後半ロマンチックな面を見せる。才能あるコメディアンはこういうロマンチックな役でもハマる。何度も繰り返す一日の見せ方(省略の仕方)もテンポよく、主人公フィルは同じ日が繰り返す事態に驚き→楽観→悲観→諦念→その先にようやく他人のことを慮る心を手にする。といってそれほど説教くさくもなく、いかにも感動的でもなく、ウェルメイドなコメディとしてまとまってる。佳作。
鑑賞日:01月05日 監督:ハロルド・ライミス
ピザボーイ 史上最凶のご注文 [DVD]ピザボーイ 史上最凶のご注文 [DVD]
これはいまいち…2003年にアメリカで起きたピザ配達人首輪爆弾事件とは一応無関係ということ。アクションともコメディとも言い難い中途半端な出来…「ゾンビランド」のヒットでおまけで作らせてもらったのかな?と思わずにはいられない。ダブルバディもの、という変わった味もそれほど活かされてないし…乗るポイントがわからなかった…残念
鑑賞日:01月04日 監督:ルーベン・フライシャー
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コーエン兄弟作品にしてはやや人生訓臭が強め。劇場公開時にモノクロでみたが、今回はカラーで鑑賞。カラーの方が好み。人生を一歩踏み出したい男、彼は結局床屋以外の才能を持ち合わせていなかった。煙草を吸っては煙を吐くだけの名もなき存在を、ビリー・ボブ・ソーントンが苦み走った表情で渋く演じる。戦後の風俗やロズウェル事件なんかを絡ませてくるあたりも個人的にはツボ。
鑑賞日:01月04日 監督:ジョエル・コーエン
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コーエン兄弟トゥルー・グリット」のオリジナル、ということで鑑賞。西部劇も、当然ジョン・ウェインも不勉強なので映画史的にどういう位置づけの作品なのかわからないが、1969年製作ということもあり、ストーリーも斜陽の西部劇といった雰囲気。しかし暗さはなく、酔い潰れてても、やるときはやるアウトローなヒーローは健在。「腐っても鯛」といったジョン・ウェインの西部劇への楽観的な思いが滲んでくるような。
鑑賞日:01月03日 監督:ヘンリー・ハサウェイ
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劇場で観て以来久々鑑賞。マフィアの巣窟で警察VSマフィアの壮絶なる肉弾バトル。余計なドラマは極力抑え、容赦ない怒涛のアクションで押し切る潔さに痺れる。アクションのスピード感もさるものの、ナイフでグサグサ相手を刺しまくる非情さもなかなか衝撃的。ゾンビのようにわらわら出てくるマフィアの下っ端、彼らがまたやられてもやられてもしぶとく立ち上がり向かってくるという、なんという絶望的な状況。小柄ながら切れのいい足技、強力な膝蹴りで立ちふさがるマフィアのボスの右腕、マッドドッグも印象的な悪役キャラでいい。満腹。
鑑賞日:01月03日 監督:ギャレス・エヴァンス

鑑賞メーター