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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

「R-1グランプリ2014」雑感

R-1グランプリ2014」(以下「R-1 2014」)を観た。

「R-1」をちゃんと観始めたのはなだぎ武が2年連続のチャンピオンに輝いた2008年大会からなんだけども、この大会はほとんど記憶がなくて、その翌年2009年から割と腰据えて観るようになったんだと思う。
 
 
ちなみにこの年から決勝をフジテレビ内のスタジオでやってるので、割とメジャー化し始めたんだろう。ゴールデンで生放送するようになったのもこの年からだったろうか?この年の優勝者は中山功太だった。
 
 
ついでに過去の大会のことで言えば、あべこうじが優勝した2010年大会と佐久間一行が優勝した2011年が、面白く観られた印象が強い。
 
 
で、今回。テレビのバラエティ番組くらいでしかお笑い芸人を知らない自分には今回決勝に勝ち残った芸人たちは、なんとも新鮮すぎる、裏を返せば全く知らない人たちばかり。
これが毎年のことながら、未知のものを見られるという期待と、反面それを上回るなにかとんでもないネタで事故を起こすのでは?という怖さとを孕んでいる。
実はここが「R-1」の肝なのかな、という気もする。
 
 
ざっとブロックごとに感想を。
Aブロック。
トップバッター、レイザーラモンRG。全然好きな芸人でもネタでもないんだけど、審査員の関根勤が言っていた「折れないハート」のただ一点のみでおかしい。でも勝ち抜けさせるほどでは…と。
ヒューマン中村は、細かいとこをついてくるセンスが面白いんだけど、形容形容詞のネタはもひとつ最後に畳み掛けてくれたら文句なし。別のネタも見たかった。
TAIGAとスギちゃんは、どちらも似たテイストを感じる。ギャグにもならないようなステレオタイプなイメージをあえてギャグにしてくるキャラ作りが。
 
 
Bブロック。このブロックが一番面白かった。
小森園ひろし、誰が見ても楽しめるわかりやすいコント。ただ今回のような天丼(同じボケを繰り返す)ネタだと、「オチはどうなるんだ?」という期待がいや増す。この期待に適うほどのオチでなかったのが残念。
ミヤシタガク、ネタは面白かったけど、ゴールデンタイムには毒が強すぎる。最後まで一本調子だったので、も少しひねりがあれば結構好きなタイプ。でも、こういうシニカルというか怖面白いネタやる芸人って、あんまり日本じゃ受け入れられないみたいだけに貴重。
やまもとまさみ、今回の優勝者。これは文句なし。安心して見ていられる頼もしさ。きちんとキャラを作り込んでるし、そのネタの世界観に見ている人を引き込む技量もある。
中山女子短期大学、バカバカしくて好き。初見のアドバンテージがあったかもしれないが。ものすごい雑な芸風なのかと思ってたら、タイトルの振りとオチがきちんと繋がってたりして、そのギャップについ笑ってしまった。
 
 
Cブロック。
バイク川崎バイクTwitterで「R-1」検索かけたら、彼への期待が高かったので、なんでだろう?と思ったら「an」のCMに出てたからか、と。これもバカバカしくて好き。全てをBKBのイニシャルに落とし込んでいくという、頭の悪い俳人みたいな芸風。サングラスをためらいなく外すとこもなぜかおかしい。
馬と魚、ギター弾き語り系?というのかな。うまいんだけども…お笑い芸人という枠で捉えられない。嘉門達夫から金谷ヒデアキ、波田陽区といったこうしたギター漫談の水脈って細々と、でも途切れずにあるけど、どうもこの手のタイプは苦手なのである。
おぐ、このネタだけじゃなんとも言えない。ワッキーのような濃さが感じられたらまた違う印象だったかも。
じゅんいちダビットソン、モノマネとなぞかけ(のパロディ)の掛け合わせ、案外正統派のネタ。でも、まだ、うわべの器用さでこなしてしまっただけのように見える。
 
 
と、まあ、こんな感じでした。
積極的にこの芸人に優勝して欲しい、という人は今回いなかったのだけども(今回のネタだけ見る限り)、優勝したやまもとまさみは文句なし。
個人的に次点をあげたいのは、中山女子短期大学とバイク川崎バイクかな。