船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

3月に観た映画あれこれ~「LEGO(R)ムービー」、「グランド・ピアノ」、ジョン・ランディス

映画館で観たものだと、「キック・アス」がやや期待外れで残念。

子どもと観に行った「LEGO(R)ムービー」と、なぜか鑑賞メーターには登録がなかった「グランド・ピアノ 狙われた黒鍵」が、おそらく個人的年間ベスト5に入るのでは?と思われるほどの面白さ。

 

 

DVD鑑賞では、何気にジョン・ランディスを観返したい気分になっている。

「アニマル・ハウス」「ブルース・ブラザース」「大逆転」と、この頃のジョン・ランディスはほんとにはずれなし。

 

 

3月の鑑賞メーター
観たビデオの数:22本
観た鑑賞時間:2009分

ホステル3 [DVD]ホステル3 [DVD]
取り立ててどうということもないホラー。スコット・スピーゲルは監督としてはなんの輝きもない。「ホステル」にあったエロも残酷さも半減。おぞましさもユーモアも微塵も感じられず。
鑑賞日:03月29日 監督:スコット・スピーゲル
ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]
すっごい久々観たけど、「ビフォア・ミッドナイト」を観た後だと、ジェシーイーサン・ホーク)とセリーヌジュリー・デルピー)の初々しいこと!異国の地で出会った男女が、本音をさらけ出して惹かれあっていく過程を、2人の自然な演技と様々なロケーション、午後から夜、夜明けと時間の移ろいで描く。2人の会話の中には「どこへ行こう」とははっきり出てこないが、2人はカフェやレコード屋、遊園地、クラブなど場所を常に変え一か所に留まらない。所々に占い師や詩人、大道芸人などが現われて、魔法のような一日を演出する。至福。
鑑賞日:03月25日 監督:リチャード・リンクレイター
21ジャンプストリート [DVD]21ジャンプストリート [DVD]
学園ものとバディものをテンポよくまとめていて楽しい!高校時代のプロムの苦い思い出から、シュミット(ジョナ・ヒル)とジェンコチャニング・テイタム)が警官になってタッグを組むまでの最初20分くらいの流れが気持ちいい。ジョニー・デップの出てたオリジナルは未見。だけどもオリジナルへの愛をギャグに変えてる(と思われる)監督の心憎い演出が感じられる。ジョン・ヒューズが打ち立てた不動の学園カーストをそろそろアップデイトしようよ、という試みもあり、学園映画好きにははずせない作品。
鑑賞日:03月24日 監督:フィル・ロード
サリヴァンの旅 [DVD] FRT-136サリヴァンの旅 [DVD] FRT-136
面白い!アクション映画のクライマックスから始まって、スラップスティックロマンス、ロードムービー、社会派ドラマ、冤罪サスペンスもあり、とごった煮ながら、それが作風に悩む映画監督の心の旅とシンクロしてるようにも見える。ラストはコメディ監督としての矜持を固めて終わる。コメディ映画好きも、「いくつになってもコメディ観てていいんだ」って思える。コーエン兄弟の「オー・ブラザー」の原題は、ここに出てくるサリヴァンの次回作の映画と同じなんだよな。サリヴァンが撮らなかった映画をコーエン兄弟が撮るとああなる、ってこと?
鑑賞日:03月22日 監督:プレストン・スタージェス
LEGO(R) ムービー [DVD]LEGO(R) ムービー [DVD]
笑って、泣けて、上映時間中ずっと幸福な気持ちでいられる。よい映画というのが、目の前の世界に没入できることだとするなら、レゴムービーは充分に満たしている。観終わって「ああ、楽しかった」と素朴に感想が漏れる。レゴの本質である「よく遊べ」の精神が、隅々まで行き渡っているのもよい。水、煙、爆発、海などがレゴで表現されて動いてるのを観るだけでも楽しい。
鑑賞日:03月22日 監督:
ペーパーボーイ 真夏の引力 [DVD]ペーパーボーイ 真夏の引力 [DVD]
う〜ん、もひとつ乗り切れない。冤罪、野心、人種差別、貧困、家族、兄弟愛、セックス、とドラマチックな要素てんこ盛りなんだけど、レストランバイキングで食い気に任せて一皿にあれもこれも載せただけのような感じ。原作は知らないけども、長編小説としてなら読み応えありそう。フロリダの暑さを表現した原色がにじむような撮影はなかなかよかった。主役のザック・エフロンが霞む周りの怪演が、ストーリーとはまた別次元で見物ではある。
鑑賞日:03月19日 監督:リー・ダニエルズ
七月のクリスマス [DVD]七月のクリスマス [DVD]
プレストン・スタージェス。60分強の小品ながら、人生のペーソスを漂わせ、といって決して暗くならず、最後はハッピーエンドで締める、無駄のない人情コメディ。出勤シーンや主人公のジミーが近所の人たちにプレゼントを配るシーンなど、群衆の撮り方のコミカルさが楽しい。お話し的にはジミーと婚約者のベティが善人過ぎて物足りなくはあるが、ほんわかとする。
鑑賞日:03月18日 監督:プレストン・スタージェス
ブルース・ブラザース [DVD]ブルース・ブラザース [DVD]
再見。これはやっぱり素晴らしい!派手なカーチェイス、血沸き肉躍るミュージカル、無意味な爆発と映画的な祝祭空間がここにはある。望むらくは劇場の大スクリーンで観たい…スクエアな刑務所から始まって、カオスな刑務所で終わるという円環構成もエンタメ作品として至極真っ当。出所したジェイクが訪ねる修道院のホラー風なカメラ、演出がいい。ミュージカルシーンはどれも好きだけど、ソウル・フード・カフェでアレサ・フランクリンがボーカルを取る「think」が一番グッとくる。
鑑賞日:03月17日 監督:ジョン・ランディス
レッド・ライト [DVD]レッド・ライト [DVD]
地味ながらも丁寧に、品よく作られたサスペンス。シガニー・ウィーバー、デ・ニーロのキャスティング、演出も妙な大物感なく、ストーリーにマッチしてたところがいい。前半、艶っぽくサスペンスを盛り上げてくれるが、後半回収に向かってくところがいまいち弱い気が…キリアン・マーフィーとS・ウィーバーの関係が色っぽかったので、も少しこの線を活かしてもらいたかったな、と。
鑑賞日:03月16日 監督:ロドリゴ・コルテス
大逆転 [DVD]大逆転 [DVD]
面白かった!80年代半ばくらいまでのジョン・ランディス作品は、ほんとどれもハズレなしと言っていい!ダン・エイクロイドエディ・マーフィーの持ち味が活かされてたし、シニカルなストーリーは嫌味なく、遊び心満載で(列車のシーンはほとんどコントでやり過ぎなきらいもあるが…)、とにかく楽しい。コメディなんだけど撮影に品があって、変に情緒的になったりしないのも好き。レストランで食事するビリーとそれを外で雨に打たれながら見詰めるルイスのシーンとかベタだけどいい!ただランディス作品にしてはラストの弾け方がもひとつだった…
鑑賞日:03月14日 監督:ジョン・ランディス
エヴァの告白エヴァの告白
これはよかった!後からじわじわくる。1921年ニューヨーク、ポーランド移民のエヴァは入国審査で妹と引き離される。強制送還間際のとこを興行師のブルーノに拾われ、踊り子(時に売春もする)として働きながら、エリス島の隔離病棟にいる妹を引き取って新たな生活をすることを夢見る。つましくも幸せな生活を願った移民の女の感動ドラマのようだけども、無自覚なファム・ファタールであるエヴァが2人の男の人生を狂わせてしまうという魔性のドラマにも取れる。これ見よがしなラストカットに痺れまくり。照明が美しい!
鑑賞日:03月13日 監督:ジェームズ・グレイ
ダラス・バイヤーズクラブ(マシュー・マコノヒー出演) [DVD]ダラス・バイヤーズクラブ(マシュー・マコノヒー出演) [DVD]
マコノヒー、ジャレッド・レトは憑依されたような存在感で圧倒的。ストーリーは立派。でも正直映画としては、一本調子で、よく言えば真っ直ぐ、悪く言えばひねりがない。実話ベースというのを差し引いても、いまいち面白味に欠ける。でも、このロンこそ現代のリアルアメリカンヒーロー像なんだろうな、と。
鑑賞日:03月12日 監督:
眼には眼を【字幕版】 [VHS]眼には眼を【字幕版】 [VHS]
息が詰まる恐ろしさ。プロットだけ取り上げれば凡百のサイコサスペンスのように思えてしまうが、この魅力はなんだろう?有能な医師が些細な判断ミス(?)から女性患者を死なせてしまい、その夫から理不尽なまでの仕打ちを受ける。スーツ姿の2人が砂漠で死の道行を共にする後半のソリッドな演出にグッとくる。医師はそもそもどうしてそこまでストーカー夫の存在に怯えなければならなかったのか?それは異国の地で彼が死(神)に魅入られてしまったからなのかもしれない。ラスト、死の案内人を捨てて医師が行く先は…?愕然とする結末。
鑑賞日:03月11日 監督:アンドレ・カイヤット
フィラデルフィア物語 [DVD] FRT-073フィラデルフィア物語 [DVD] FRT-073
これはわからない…全然おかしくもないし、ハッピーにもなれないし、上流階級を皮肉ってるというのでもなさそうだし、楽しむツボを見出せずじまい…
鑑賞日:03月10日 監督:ジョージ・キューカー
マイ・ボディガード [DVD]マイ・ボディガード [DVD]
これは小品ながらしみじみする。いじめっ子集団(リーダーを若きマット・ディロンが憎々しく演じてる)に目をつけられた新入生のクリフォードは、クラスメイトで子どもを銃で殺したといわれ恐れられているリンダーマンに「僕のボディガードになってくれ」と頼む。いじめっ子たちの鼻を明かし、2人は友情を深めていくが、リンダーマンには明かしていない秘密があり…という話。大上段に構えた青春映画という感じではなくて、心を閉ざした男とホテルの支配人の息子との淡い友情をみずみずしく描いている。2人がバイクに乗って街を走るシーンがいい。
鑑賞日:03月09日 監督:トニー・ビル
ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊
王道ドラえもん映画。冒険、友情、出会いと別れ。ノーガードで観てたらつい涙が。ジャイアンの漢気が光る。
鑑賞日:03月09日 監督:八鍬新之介
ブレックファスト・クラブ [DVD]ブレックファスト・クラブ [DVD]
ジョン・ヒューズの看板をはずしても、これは青春映画、いや学園ものの名作。いまだに学園ものが"学内ヒエラルキー"の構図云々で語られてしまうのは、本作に功罪があるのでは?ジョン・ヒューズお得意の「ある一日のドラマ」でありながら、もう一つの十八番であるベタなギャグを極力抑えて癖のない(ことはないが…)作りに仕上げてる。なので彼のフィルモグラフィー中一番とっつきやすい。ここでもまたティーン同士の会話は「親の問題」!アンソニー・マイケル・ホールの頬を伝う涙にグッとくる。
鑑賞日:03月09日 監督:ジョン・ヒューズ
ときめきサイエンス [DVD]ときめきサイエンス [DVD]
幼稚っちゃあ幼稚なんだけど、今観ると一巡した感のある80年代テイストが、ダサいというよりキッチュな感じで楽しめる。ひ弱で冴えない童貞男子が妄想とコンピューターと雷の力で生み出した美女の手ほどきで一人前の男に成長する。パーティーで一皮むけるって、なるほど、「スーパーバッド」とも繋がるわけか。この作品でもやっぱり、家=家族の支配・依存から逃れるかが裏テーマになってる。ジョン・ヒューズの家族観、ってテーマで誰か評論書いてないだろうか?
鑑賞日:03月08日 監督:ジョン・ヒューズ
スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
再見。ジャック・ブラックのアクの濃さと素直で屈託ない子どもたちとのバランスが絶妙。テネイシャスDほどマニアックでなく、人畜無害なファミリーコメディでもない。大きな成功も、成長もなく、それほど感動させもしないその寸止め演出が心地いい。繰り返し観たくなる。一方で「ウェイキング・ライフ」とか「ビフォア・サンライズ」シリーズのようなエッジの立った作品を撮りながら、こういうコメディの小品をそつなく撮ってしまうリンクレイターって、変な監督だ。
鑑賞日:03月07日 監督:リチャード・リンクレイター
アニマル・ハウス スペシャル・エディション [DVD]アニマル・ハウス スペシャル・エディション [DVD]
デルタの面々のゆるくてグダグダした毎日って、ここまで破天荒じゃなくっても、卒業して15年以上経っても映画ばっか観てる向きには、妙に親近感を覚える。スケッチを繋ぎ合わせたような構成で、平坦な印象だけども、ラストのパレードのパニックシーンはさすがジョン・ランディス。その後「ブルース・ブラザース」で存分に発揮されるライブシーンの演出も楽しい。
鑑賞日:03月06日 監督:ジョン・ランディス
キック・アス/ジャスティス・フォーエバー [DVD]キック・アス/ジャスティス・フォーエバー [DVD]
完全に迷走してるとしか思えない。監督変わったのだから前作のテイストと違うのは、むしろ期待の方に振れてたんだけど、どうも中途半端に前作引継ぎつつ、スケール感はいまいちこじんまりだし、学園もの風味もさほど活きてない。なによりなんの驚きもないんだよな。驚かすべきとこで全然グッとこない。ジム・キャリーも勿体無いし、善悪ヒーロー集団の戦いもどう見せたいのか…ネガティブばかりもなんなので、よかったとこ挙げれば、マザーロシアが警官を返り討ちするとこ、くらいか…残念
鑑賞日:03月01日 監督:
泥棒は幸せのはじまり [DVD]泥棒は幸せのはじまり [DVD]
安定感のあるアメリカンコメディ。相容れない性格の2人が旅を通じて次第に心を通わせて人生を見つめ直す、という伝統のロードムービー的要素もあり、よくまとまってる。メリッサ・マッカーシーの品がなくて、でもなぜかモテるというキャラは「ハングオーバー3」ともちょっとかぶるが、こっちの方がも少しキュート。追っ手の殺し屋がイマイチ面白さに貢献してないのが残念かな。面白かった!と諸手を上げる感じではないけども、手堅い。
鑑賞日:03月01日 監督:セス・ゴードン

鑑賞メーター