船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

「おとなの恋には嘘がある」を観てきた〜バツイチ中年のキュートなラブコメ

新宿シネマカリテ、「おとなの恋には嘘がある」の最終上映に足を運ぶ。
1ヶ月ほどの上映期間中いつでも1000円という嬉しい料金設定。
ブコメだからと下に見られたら寂しいが。


これがなかなか面白かった。
ブコメはそれほど数を観てないけれども、良作の部類。


エヴァは40代後半のバツイチ子持ちのシングル。出張マッサージ師(といってもやらしいものではない)として生計を立てている。
とあるパーティーで同じ年代、同じ境遇のアルバートというハゲで太った男性と知り合う。
はじめはタイプでないと乗り気でなかったが、話が合い、デートを重ねるごとにお互い惹かれあっていく、という他愛ない話。


アクセントとして、エヴァがアルバートと出会ったパーティーで、その後親交を深める女流詩人とも出会うのだが、この女性がアルバートの元妻で、それを知ったエヴァが新しい彼氏と友達の狭間でどちらにも打ち明けられずに悩む、というちょっとしたサスペンスな仕掛けがある。


これでストーリーにちょっとしたフックができるので、最後まで飽きずに引っ張ってくれる。


エヴァが娘や娘の友達の前でもあけすけにセックスの話をしたりもするけども、下品な感じにはならず、アルバート演じるジェームズ・ガンドルフィーニがもっさりしたおっさんなのでファンタジックなラブコメにもならず、程よく地に足のついた感じが微笑ましい。


バツイチ中年の恋愛ものというと、どこかギスギスした感じになりそうなものを、エヴァとアルバートをそれぞれ演じたジュリア・ルイス=ドレイファスとJ.ガンドルフィーニが非常にキュートでこれまた微笑ましい。


たまにはこういう毒気のないラブコメでほのぼのするのもよいなあ、と。