船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

そろそろホラー映画を観るモード〜アダム・ウィンガードは新世代の監督になれるのか?

アメリカンコメディやジョン・ヒューズを筆頭とした学園ものばかりを追っていたので、ここ一年ほどホラー映画からすっかり遠ざかってたような気がする。



TSUTAYA DISCASのリストにはいくつも観たいホラー作品を入れてるのだけども、ついコメディの優先順位をあげてしまい、後回しになっている。



そろそろ見逃してるものを少しずつ観ていきたい。



で、イーライ・ロスが製作に参加して出演までしている「アフターショック」や、ブラッド・ピット主演で話題になったゾンビパニックもの「ワールド・ウォー・Z」あたりから観てみた。

アフターショック DVD

アフターショック DVD


ワールド・ウォーZ [DVD]

ワールド・ウォーZ [DVD]



久し振りにホラーを観ると耐性が落ちてて目を覆ったりするものなのか、と想像しもしたがそんなことはない。



「アフターショック」は正直イーライ・ロスの荒いコピーといった感じ。



ワールド・ウォー・Z」は大味なんだけど、なぜか嫌いになれない。

監督が変にゾンビに思い入れがないらしいところが好き。

ゾンビ映画というより、ブラッド・ピットのスター映画として楽しめる。



昨年、「サプライズ」と「ビューティフル・ダイ」が日本で公開されて、ホラー映画界の新たな才能というような華々しい登場をしたアダム・ウィンガード

その2本もDVD鑑賞。

サプライズ [DVD]

サプライズ [DVD]


ビューティフル・ダイ [DVD]

ビューティフル・ダイ [DVD]



ホラーというよりクライムサスペンス、クライムドラマといった方がしっくりくる。

彩度の低い画調、手ぶれカメラ、インパクトをあえて避けてジワジワと恐怖を煽るようなストーリー展開が特色。



「ビューティフル・ダイ」は、脱走したシリアルキラーと彼に憧れる間抜けな殺人鬼、シリアルキラーの元カノの三角関係を描いている。

面白い話なんだけど、編集やカメラが鬱陶しいというか落ち着かなくて、話に集中できない。



「サプライズ」はホラーあるあるのようなメタ展開を見せるが、割とすっきり撮ってるのでまだ観やすい。



でもまだこの監督の本領がどちらも発揮できてるとは思えない。



イーライ・ロスジェームズ・ワンなんかが割と中堅どこになってきて、また新たな世代が出てくる時期に来てる気がする。



たまにテレビの特番でやる恐怖映像の類が、それなりに質の高いドッキリを提供してくれる昨今、ホラー映画はただ技術にものをいわした怪奇現象の特撮やモンスターの造形に頼らない、新しい見せ方をして欲しいな、と思う。



アダム・ウィンガードにはそういう意味では、ドラマ性を持たせたホラーを志向してるようなとこに次の世代を感じさせるものがあるが、まだ発展途上という感じ。