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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

徒然アメリカンコメディ⑦〜アメコメ界の重要人物セス・ローゲン

「TED」のテディベアを生身の俳優が演じるとしたら、真っ先に思い浮かぶのがおそらくセス・ローゲンかな、と。


天然パーマの三枚目、ビール飲んで下ネタ話に花を咲かせてゲヒゲヒと笑う。
のに、なぜだか愛嬌があって憎めない。


1982年生まれのカナダ出身コメディアン。
30そこそこの割りには貫禄があり過ぎる風体。


カナダ出身コメディアンというと、大御所ジム・キャリーを思い浮かべるけども、もちろん出身国が同じだからといって芸風が一緒というわけではない。
というか、セス・ローゲンには洗練された芸がこれといってない。


「ガール・ネクスト・ドア」風に表現すれば、「近所のなにしてるかわかんないおもろいオッサン」といった存在感。
もしくは「釣りバカ日誌」のハマちゃん的ポジション、か。


とにかくコメディアン、俳優、脚本家、声優に加えて「ディス・イズ・ジ・エンド」で監督業にまで乗り出して、現在アメコメ界の重要人物であることは間違いない。


最近観たセス・ローゲン出演作をいくつか。
まず、彼の恩師であるジャド・アパトーの監督作の中から、「無ケーカクの命中男」。

無ケーカクの命中男/ノックトアップ [DVD]

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ハリウッドスターの胸チラシーンを教えるサイトを立ち上げようとしてるダメ男が、妊娠させてしまった女性とピュアに恋を育むラブコメ
エロくて冴えないのに憎めない、彼の持ち味が開花している。アパトー作品の中でも最もバランスがよく楽しい。良作。


「人生はノー・リターン」。バーブラ・ストライサンド共演。

人生はノー・リターン 〜僕とオカン、涙の3000マイル〜 [DVD]

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母子関係を見つめ直すロードムービー型のコメディ。
助演的な役回りでも嫌味にならず、シリアスになりがちな話をマイルドにしてくれる。
「50/50」や「ファニー・ピープル」でも似たような役回りだったが、本作でさらに磨きがかかってる。
本人にその気があるかわからないが、ジョナ・ヒルに続くアカデミー助演男優賞ノミネートも近い、と思わせる。


初監督作「ディス・イズ・ジ・エンド」は、気の合う仲間らとワイワイ楽しく作ってる感じが目一杯伝わってくる。


「無ケーカクの命中男」で彼が演じたベンが「ヴィンス・ヴォーンとは気が合いそう」と言っていたように、確かにこの2人似ているところがある。
「エイリアン・バスターズ」では、脚本と主演というコラボで共演とはならなかったので、いつかガッツリダブル主演の映画が作られるのを期待している。