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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

8月に読んだ本いろいろ〜郊外本、箱根旅行、俳句入門

8月は割と読書はかどった方。

郊外本(と勝手にカテゴライズしてしまうけども)として、「団地の時代」、「団塊世代の戦後史」、「地方にこもる若者たち」を読む。

団塊〜」と「地方に〜」があまり面白く思えなかったのは、想像力を感じなかったから。

マーケティングの手法を使った分析やフィールドワーク主体の調査をベースにした批評でも、どこかフィクションめいた想像力が感じられないと、個人的にはグッとこない性分なのである。



夏の家族旅行で箱根の富士屋ホテルへ宿泊したので、旅行から帰ってきて「百年の品格 クラシックホテルの歩き方」を読む。

趣あるホテルのビジュアル本。パラパラと目の保養したり、「ああ、ここ観たなあ」と思い返したり。

この本の著者である山口由美が書いた「箱根富士屋ホテル物語」も今読み途中だけども、これがなかなか面白い。

「温泉をよむ」も旅行の影響で手に取った一冊。温泉学の深さを知る。



今月の一冊を選ぶなら「決定版 1億人の俳句入門」。

俳句に興味なんかなかったのに、これを読んだら俳句を読みたくなってくる。

俳句の味わい方が懇切丁寧に解説されていて、通読すると俳句を理解できる人間になったような気になる。

俳句に興味ない人にこそ読んでもらいたい一冊。



2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2354ページ
ナイス数:13ナイス

温泉をよむ (講談社現代新書)温泉をよむ (講談社現代新書)感想
これでも新書レベルにわかりやすく、とっつきやすくまとめてるのかもしれないけど、かなり硬派な温泉学の論文集、という印象。歴史学、医学、博物学民俗学、文学など多方面から温泉の真の姿を浮き彫りにする。表層的な観光視点からは見えてこない温泉像を知ることができる。温泉がここまで学問の対象として深いとは知らなかった…
読了日:8月28日 著者:日本温泉文化研究会
決定版1億人の俳句入門 (講談社現代新書)決定版1億人の俳句入門 (講談社現代新書)感想
これは面白かった!俳句なんて興味なかったし、味わい方も当然知らなかったけども、これを読むとちょっと俳句がわかったような気にさせられる。最後に日本の特殊な暦事情や日本語の表現についても解説があり、俳句だけでなく日本文化について考えさせられる入門書の趣。俳句も読んでみたくなる。その道のプロがわかりやすく解説し、きちんと初心者にその面白さを届ける。これこそ新書のお手本。
読了日:8月25日 著者:長谷川櫂
映画秘宝 2014年 10月号 [雑誌]映画秘宝 2014年 10月号 [雑誌]感想
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」楽しみになってきた。ジョー・ダンテのインタビュー、飲んだくれ映画、プチョン・ファンタレポートも面白い。あんまり関心のなかった「TOKYO TRIBE」と「るろ剣」も気になる。
読了日:8月24日 著者:洋泉社
アメリカの鱒釣り (新潮文庫)アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
読了日:8月22日 著者:リチャードブローティガン
なぜ?どうして?宇宙と地球ふしぎの話-親子と楽しめる!  (池田書店のふしぎシリーズ)なぜ?どうして?宇宙と地球ふしぎの話-親子と楽しめる! (池田書店のふしぎシリーズ)感想
子どもの自由研究の参考資料として図書館から借りてくる。「親子で楽しめる!」とあったので、まずは親が通読。文字は大きいし、わかりやすく書かれているので気軽に読める。人工衛星が周回し続けられる理由や毎年流星群が見られる理由など知らなかったことも「なるほどね」と。
読了日:8月18日 著者:林公代
地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (朝日新書)地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (朝日新書)感想
岡山の、40ほどのサンプルで地方都市=「ほどほどパラダイス」に満足している現代の若者たちを論じるのはちょっと説得力に欠ける。言いたいことはわかるけども。後半は地方都市とはあまり関係なく、J-POPの歌詞から読み解く若者像の変容を論じる。これも恣意的にいくらでも好きなように語れてしまう気がする。BOOWY、B'z、ミスチルキック・ザ・カン・クルーなど一応時代毎に当時の若者に絶大な支持を受けたアーティスト、という基準があったのだろうか?その基準がよくわからなかった。
読了日:8月16日 著者:阿部真大
団塊世代の戦後史 (文春文庫)団塊世代の戦後史 (文春文庫)感想
数字から見えてくる世界だけで断定してしまってるような印象。これがマーケティングの手法なのかもしれないが、なんだか面白味に欠ける。時々筆が滑ったような感情的な文章、見下したような文章が混じり、これがどうも気に入らない。
読了日:8月14日 著者:三浦展
百年の品格 クラシックホテルの歩き方百年の品格 クラシックホテルの歩き方感想
富士屋ホテル創業者の曽孫である著者による、ギラギラしてないセレブのためのホテルの楽しみ方。クラシックなホテル世界の清涼感は暑い夏の読書にちょうど良い。富士屋ホテル2代目山口正造は、金谷ホテル創業者の次男であり、帝国ホテルの総支配人も兼務してたというのが驚き。
読了日:8月13日 著者:山口由美
芸術新潮 2014年 08月号 [雑誌]芸術新潮 2014年 08月号 [雑誌]感想
現代ヌード画最前線。ヌードといったら女性、というのではなくイケメンヌードや男性アーティストによる自画像ヌードも取り混ぜ多面的に紹介。特集の巻頭を飾る諏訪敦の真摯さが際立つ。作品も誌上ながら迫力がある。
読了日:8月13日 著者:
団地の時代 (新潮選書)団地の時代 (新潮選書)感想
2008年から2010年にかけて5回行われた重松清原武史の対談集。東京の団地っ子=原武史に地方転勤族=重松清が、60年代から70年代にかけての団地を巡る社会、政治についてインタビューする形。同級生である2人が同時代の思い出話など語らったり、鉄道オタク的話題で盛り上がったりと硬軟取り混ぜて進行。西武と東急、団地妻、団地と社会主義など様々なコンテクストが織り込まれていて、興味が広がる。鉄道話はちょっとついてけないとこもあったけど。
読了日:8月9日 著者:原武史,重松清
アメリカ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ)アメリカ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ)感想
政治、社会、文化などコンパクトにまとまってて読みやすい。このシリーズ自宅に置いておきたい。
読了日:8月9日 著者:笹田直人,山里勝己,野田研一

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