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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

9月に読んだ本いろいろ~小説0でも雑多に充実

9月はあまり読めなかった。

小説は0。

ノンフィクション、コラム、ビジネス書、サブカルとかなり雑多。



高校時代の友人が初めて書いた本「あの夏、サバ缶〜」は、ビッグデータには全くの素人である僕が読んでもわかりやすかった。

でもビッグデータ分析の手法で導き出したという本書の(売れる)装丁は、個人的にはちょっと面白味に欠けるなあ、と。

ビジネス書を買う層は、こういう装丁の方が手に取りやすいんだろうか?

実際どれだけ売れてるのかわからないので、あくまで私的な感想です。



「底抜け合衆国」「ラーメンと愛国」はエンターテイメントとして楽しく読ませる技術もある。

それぞれ得意な分野から、大文字で語られる近現代のアメリカ史、日本史からは見落とされがちな姿を浮き上がらせる。



2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1372ページ
ナイス数:13ナイス

あの夏、サバ缶はなぜ売れたのか?  ~ 仮説を行動、成果につなげるビジネスビッグデータ分析 ~あの夏、サバ缶はなぜ売れたのか?  ~ 仮説を行動、成果につなげるビジネスビッグデータ分析 ~感想
直接自分の今の仕事に関わりのあるテーマではないんだけども、素人でもわかりやすいビッグデータ活用入門書。サイエンス(データ分析)とアート(ひらめき)の融合が重要との指摘になるほど、と。高度な統計スキルを持っていなくても誰もがビッグデータ分析を始められるきっかけにはなると思う。でも、集めたデータから何を導き出すか、つまりひらめきの部分は経験や勘、センスによるとこが大。いかにしてひらめきを多く得るか、がこの著書の次作のテーマになるのかな、と。
読了日:9月30日 著者:大木真吾
ラーメンと愛国 (講談社現代新書)ラーメンと愛国 (講談社現代新書)感想
ラーメンがいかにして日本を代表する国民食になったのかを、20世紀の日本史のトピックと絡めて語る。戦中の兵站や生産技術力の話から田中角栄、昨今のメディアのリアリティショー化までラーメンとの意外な関わりが分かって面白い。多少眉唾な感じがなくもないが、それも外連味として楽しめる。
読了日:9月25日 著者:速水健朗
物語アメリカの歴史―超大国の行方 (中公新書)物語アメリカの歴史―超大国の行方 (中公新書)感想
大文字のアメリカ史と著者個人のアメリカ体験とが程よくブレンドされてて、新書らしい読みやすさ。
読了日:9月15日 著者:猿谷要
映画秘宝EX 映画の必修科目10 仰天カルト・ムービー100 PART2 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 10)映画秘宝EX 映画の必修科目10 仰天カルト・ムービー100 PART2 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 10)感想
人がどんな映画に熱を上げるのかはわからない。その熱の数だけカルトムービーは存在する。まだまだカルトムービーのネタは尽きないわけだ。「1」はすでに世間的に「カルトムービー」のお墨付きをもらってるものが多くポップな印象だったけども、続編の本書はも少し選者の個人的な思い入れが感じられるややマニアックなチョイスになっている。トラウマ系の作品が多いような気もする。観てない作品はどれも観てみたいけど、中でも観たいと思ったのは「裸のキッス」「四匹の蠅」「ウィズネイルと僕」。
読了日:9月13日 著者:
底抜け合衆国: アメリカが最もバカだった4年間 (ちくま文庫)底抜け合衆国: アメリカが最もバカだった4年間 (ちくま文庫)感想
面白い。今読んでも全然古びない。町山智浩のアメリカ時事コラムが面白いのは、アメリカの裾野を的確に捉えてるからこそなんだろう。90年代後半から00年代アメリカの文化や社会については、下手な学術書より町山智浩のこうしたコラム読む方がずっとためになるような気がする。
読了日:9月8日 著者:町山智浩
箱根富士屋ホテル物語箱根富士屋ホテル物語感想
これは意外にも(失礼!)面白かった!今夏富士屋ホテルに泊まった縁で、興味あって気軽に読み始めたんだけども、読み物としてかなり読み応えあり!時代でいうと明治から昭和30年代くらいまでの富士屋ホテルの変遷を、初代から三代目までの個性的な社長を軸に描く。初代山口仙之助が岩倉使節団に同行してたかどうかを調査するミステリーとして幕開け、増補版にだけ収められた富士屋ホテル株買占め事件の顛末を描く政治サスペンス風余話で締める構成も素晴らしい。これはぜひドラマ化か映画化して欲しい。
読了日:9月2日 著者:山口由美

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