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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

「キング・オブ・コント2014」雑感

お笑い好きなのにバラエティにはそれほど興味なく、ネタが好きなのに舞台には行かず、毎年「THE MANZAI」「R-1グランプリ」と「キング・オブ・コント」で大体のお笑いの現状を把握しようとする怠け者ですが、7回目を迎えた「キング・オブ・コント2014」今年も腰を据えて楽しんで観たので、以下雑感です。

(ちなみに去年の雑感はこちら→

キング・オブ・コント2013、決勝出場8組についてこんな風に思った - 船橋リズムセンター


キングオブコント2014公式サイト

 

 

今年から審査方式が変わり、10組のコンビが2組ずつ一騎打ちでネタを演じ、面白い方が勝ち残り、残った5組で最終決戦を行うという方式に。

でも審査するのは変わらず準決勝で敗退した芸人たちである。

審査する側には割とテレビで観る芸人がいるのに、決勝に残っている芸人はほとんどテレビでは観たことがない、というのが面白い。

 

 

出演順に各コンビについての雑感。

1戦目の対決、シソンヌvs巨匠。

奇しくもどちらもネタが人間のクズ(ギャンブル狂)を題材にしていて、しかも丁寧にキャラの作りこみがされたコント対決。

今回の「キング・オブ・コント」では一番見応えがあった対決。

シソンヌの方がキャラの表現力が豊かだったので、僅差でシソンヌに軍配を上げたくなる気持ちはわかるが、個人的にはどこか愛らしさを感じた巨匠を推したい。

 

 

2戦目の対決、ラバーガールvsリンゴスター。

ラバーガールはコントらしいコント、ボケとツッコミがシャープできれい、観ていて安心していられる。年季を感じる正統派。

対してリンゴスターは初々しい。まだ、お笑い好きな人たちがお笑いやっているという域なので、今後この舞台を機にどう成長するのかな?という感じ。

 

 

3戦目の対決、バンビーノvsさらば青春の光

バンビーノはナンセンスなんだけど、ナンセンスなネタには珍しく「わかる人にだけわかればいい」といったスタンスではなく、言葉の壁を越えて誰にでもプッと吹き出させたい、というような温かみがあるところが面白い。

さらば青春の光は逆にとんがった感性を感じさせる。熱量は伝わってくるけど、あまりテレビ向きじゃないのかな、という気も。下ネタだったから、というだけではなく。

 

 

4戦目の対決、ラブレターズvs犬の心。

これも面白い組み合わせで、どっちも非常に地味なとこが面白い。

ラブレターズは、ツッコミがきゃんきゃん騒がしいのだけが耳に残ってしまい残念。

犬の心は、コンビ名がどうかと思うが、芸歴を感じさせる枯れた味わいがじわじわとくる。

 

 

5戦目の対決、チョコレートプラネットvsアキナ。

チョコレートプラネットはアイデア勝ち。小道具の使い方もうまい。センスで勝負してくるコンビ、という印象。

アキナは、日常的な場面をちょっとシュールに切り取るようなネタ。嫌いじゃないけど、今回のネタだとまだ彼らの独特さが出切ってないような気がした。別のネタを観てみたい。

 

 

とここまでざっと書いてみて、どんなネタをしたのか一切書いていないことに気付いた。

でもそれ書きはじめたらキリがないな。

で、最後に最終決戦についての雑感を。

 

 

残った5組が、シソンヌ、ラバーガール、バンビーノ、犬の心、チョコレートプラネット。

個人的にはラバーガール推しで、ダークホースにバンビーノかな、という見当で鑑賞。

 

 

最終決戦のネタ順は、まずチョコレートプラネットから。

カラオケのテロップの当て字をネタにするこれもセンス勝負。ちょっと陣内智則のネタを思わせる。

次にバンビーノ、アナログなゲームを思わせる2人のキャラが舞台を歩きまわるナンセンスなネタ。バカバカしくて面白い。

3番手犬の心は彼らの味なんだろうけど、ちょっとネタが地味すぎる。ロッチとどこかかぶるような。

4番手、ラバーガール。美容院の店員と客とのコント。王道。でも1本目に較べるともひとつ爆発力に欠ける。惜しい。

5番手シソンヌは、またしても濃厚なキャラと演技力でグッと彼らの世界観に引き込む。

 

 

これはもうシソンヌ優勝で文句なし。

でも今回の大会は見所が多くてとても面白かった。

なんだか偉そうにいろいろ書いてしまったが、基本どのコンビのネタも面白かったです。