船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

「Ipponグランプリ2014」を観た

8日(土)放映の「Ipponグランプリ2014」を観た。
大喜利のアップグレード版といった趣の、売れっ子芸人らによるお笑いバトルバラエティである。


お題に対して即興でセンスのよい回答を出す、というのはテレビの前で観てる分には気楽に(無責任に)「つまんないな」「今のはまあまあ面白いかな」とか言えるけれども、実際あの場に座るというのはとんでもない緊張感とプレッシャーなのだろう。
今回はスカウト枠で芸人でない女性が参加していたが、彼女の挙動とテレビで何本もレギュラーを持つ芸人の振る舞いとを見るにつけ、特にそう感じた。
それでも伊藤修子というその女性は、怖じ気付かずに回答を連発していて、なかなか豪胆だな、と。


この番組は今までそれほど観ていたわけではなかったけども、あらためてしっかり観るとなかなか面白い。
企画としては大喜利のそれなんだけども、「笑点」よりも深夜ラジオの投稿コーナーのようなノリをより強く感じる。
大会チェアマンである松本人志のいるセットの作りがDJブースみたいなのでなおさらそんな感じがする。
演出はかなりエンターテイメントに派手にしているけども、どこか照れ隠しのように自分はそれをラジオブースから実況してる、というようなワンクッションをはさんで、「大喜利」と言った時に感じる「笑点」のような敷居の高さを均してるような、そんな松本人志の意図が感じられる。


Ipponグランプリ」の面白いところは、出されたお題に対して、いかにひねった=センスのいい回答を繰り出すか、というとこなんだけども、決して笑いはそこからしか生まれないわけじゃない。
もっともこの企画に対して真摯な出場者であるバカリズム千原ジュニアは当然面白いんだけども、毒舌やぶっちゃけなどのストレートな物言いを芸風とする有吉弘行がその芸風そのままできちんと大喜利をこなすバランス感覚とか、ホリケンの徹頭徹尾ちゃらんぽらん(に見える)な回答とか、ずん飯尾の自らの受けない回答への飄々としたあしらい方とか、企画からはみ出して滲んでくる芸人それぞれの面白さも味わえる。


誰のどの回答が一番面白かったとかはあまりないんだけども、大喜利という形式でこれほど緊張感があって、それぞれの芸人の個性も楽しめる、というのはテレビのバラエティとしては見応えがある。


あと、ただ回答者である芸人のダメ出しするだけじゃなくて、実際に自分でも参加してみる、というのも案外面白い。
発想力≒センス、瞬発力≒即興性なんかが鍛えられるんじゃないか、と思う。


というわけで、オフィシャルHPにお題が掲載されていたので実際やってみたのだけど、やっぱり見るのとやるのとでは違うもんだな、と。