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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

2014年振り返ればこんな映画が心に残った(10本選んでみました)

そろそろ年間ベストが出始めてくる頃である。

ある程度本数を観ていると、「年間ベストテン」を作ってみたいという欲求が出てくる。

出てくるけれどもその一方で、でも「年間ベストテン」を編むほどにものすごい本数観ているわけではないし、という謙虚な気持ちもある。

そういう気持ちはあるけれども、やっぱり「年間ベストテン」を編みたい。

そんなアンビバレントな気持ちに引き裂かれつつ、「年間ベストテン」を編んでみる。

 

 

とはいえ、ウェブやSNSで見かける「年間ベストテン」には選者の思い入れや興奮を非常に強く感じるものが多いが、自分にはそうしたエモーショナルな部分が欠けていて、「あれが面白かった」「これも面白かった」ともだえ苦しみ楽しみながらベストテンを選ぶということができそうもない。

 

 

せいぜい自分にできるのは、「40歳の妻子持ちの会社勤め人が小遣いと家庭の行事をやりくりしながら映画を観に行って、2014年振り返ればこんな映画が心に残ってる」という趣旨のベストテンになる。

ベストという言い方はあまりしっくりこないな。

2014年振り返ればこんな映画が心に残った。

こんなタイトルで進めてみたい。

というわけで順不同で、大体公開順に並べています。

 

 

「MUD」

2014年の映画館初めがこの作品だった。

マーク・トゥエインのアメリカ。大人の世界への憧れと現実。

 


映画『MUD -マッド-』予告編 - YouTube

 

「なんちゃって家族」

実は映画館へは観に行けなかったのだけど、その後レンタルで観て、多分今年一番観ている。

アメリカンコメディの傑作!

2013年のヒット作「テッド」よりずっと面白い。

 


映画『なんちゃって家族』予告編 - YouTube

 

ビフォア・ミッドナイト

リンクレイター監督作だと今年は「6才のボクが、大人になるまで。」もいいんだけど、こちらを推したい。

「ビフォア」シリーズ前2作のキラキラした感じから、時を経るとこうも擦れた感じになるのか、と。

でも最後は甘い。このファンタジーっぽさに惹かれる。

 


映画『ビフォア・ミッドナイト』予告編 - YouTube

 

「グランドピアノ 狙われた黒鍵」

バカサスペンスエンターテイメント。濃密。観終わった直後の爽快感。

 


『グランドピアノ~狙われた黒鍵~』予告編 - YouTube

 

「おとなの恋には嘘がある」

バツイチ中年男女のキュートな恋愛模様。

ジェームズ・ガンドルフィーニが可愛すぎる。

 


映画『おとなの恋には嘘がある』予告編 - YouTube

 

「ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式」

未公開DVDスルー作品。

インディーズっぽい俳優の肩の力が抜けた演技とセリフ回しの妙で見せる。

男女の友情は成立する?

でもそこにこだわらないとこと、気の滅入る展開が全くないのもいい。

 


映画「ドリンキング・バディーズ」予告編 - YouTube

 

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」

コーエン兄弟ファンとしてはこれをはずせない。

コーエン流アメリカ神話、今回は60年代のフォークミュージックシーンが舞台。「オー・ブラザー」に続く音楽映画の側面ももちろんある。

コーエン兄弟作品にしては珍しく血生臭くないが、嘘か本当かはっきりさせない彼ららしい人を喰った作品。


コーエン兄弟最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』予告編 - YouTube

 

「リアリティのダンス」

実はホドロフスキー作品を観るのは初めて。

聖俗混淆、虚実入り乱れた世界。

強烈なイメージで観る者の世界観に新たな切り口を開いてくれる。


映画『リアリティのダンス』予告編 - YouTube

 

「紙の月」

今年唯一劇場で観た邦画。

ウェットにならずに最後にフワッと軽くさせるカタルシスは吉田大八監督ならでは。

あとからじわじわくる。


『紙の月』予告篇 - YouTube

 

「ゴーン・ガール」

まだ鑑賞後間もないので印象が強いのもあるけど。

小気味よいというか容赦ない編集、ディテールを大事にしながら無駄のない演出、派手さはないけども完全主義者フィンチャーの神経が隅々まで行き届いているのを感じられる悪意みなぎる画面。


映画『ゴーン・ガール』予告編 - YouTube

 

と、こんな10本をセレクトして観ました。

見逃している大作、話題作もあるし(「ジャージーボーイズ」は観てたら10本に入れてたんじゃないか、とか)、10本選んでみたら洩れてしまった意外な作品もある(「her」「グランド・ブダペスト・ホテル」「レゴ・ムービー」とか)。

ちなみに期待外れだったのは、「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」「LIFE」かな。