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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

1月に読んだ本いろいろ

カフカ、ヴァルザー、アルトーと、病んだ人ばかりの作品を読んだ2015年幕開け。

ヴァルザーは初めて知ったけども、沁みた。

孤独な書き手による優しくも厳しく、美しい掌編、というのが自分は好きなんだな、とあらためて。

アルトーの詩は、いかにもシュールレアリスティックであまりピンとこなかったけども、鬱屈として取り留めのないものより、ゴッホやウッチェロなど一応論じた体になってる文章は、距離が取れてて美しいと感じる。


2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1145ページ
ナイス数:10ナイス

ヴァン・ゴッホ (ちくま学芸文庫)ヴァン・ゴッホ (ちくま学芸文庫)
読了日:1月31日 著者:アントナンアルトー
授業・犀 (ベスト・オブ・イヨネスコ)授業・犀 (ベスト・オブ・イヨネスコ)感想
「授業」目当てに初イヨネスコ。でも「授業」よりも「禿げの女歌手」の無茶苦茶ぶりに軽い感動!「犀」はSFぽくもゾンビものぽくも読めるので、一番読みやすい。ベケットよりもややとっつきやすい感じ。
読了日:1月22日 著者:ウージェーヌイヨネスコ
映画秘宝 2015年 03 月号 [雑誌]映画秘宝 2015年 03 月号 [雑誌]感想
毎年恒例お祭り感覚でいろんなベスト10を楽しむ。ベスト1は、すでに表紙が語ってるけど、映画秘宝にうってつけの作品。これを選ばずして、という感じ。橋本愛がベスト10を語るインタビューがなかなかマニアックで驚き。
読了日:1月22日 著者:
映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)感想
ホラー名作ガイド。ホラーの歴史やホラー映画の著名監督紹介コラムもあり。マニアックすぎず気楽に読めるところがいい。時代ごとにチョイスされてる作品を追っていくと、ホラー映画は段々と人のいやらしさ、業のようなものをストレートに描く流れにあるのかな、と。
読了日:1月18日 著者:
ヴァルザーの小さな世界 (筑摩叢書)ヴァルザーの小さな世界 (筑摩叢書)感想
沁みる。カフカが愛読していたというので初めて知り読んでみる。見開き1〜5ページくらいの短編というより詩に近い作品が42編。孤独の中で、厳しくまた優しく、美しいものへ献身する姿勢が滲み出てくる。それがまた簡易な言葉であるところが素晴らしい。訳者による「ローベルト・ヴァルザーの病院生活」を併載。あわせて読むとより楽しい。
読了日:1月10日 著者:ローベルトヴァルザー
カフカの生涯 (白水Uブックス)カフカの生涯 (白水Uブックス)感想
口どけのよいスルスルとした文章で、まるでフィクションのように語られる「カフカの生涯」。彼の人生は数奇な、苛烈なといったものとは違う。現代に生きていてもおかしくないような、関わりを断つことでようやく自立できる孤独な男である。彼の人生を知って、また作品を読み返すと味わい方が変わってくるだろう。面白かった。
読了日:1月5日 著者:池内紀

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