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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

父の務めとして「マッドマックス 怒りのデス・ロード」観てきました、という報告と感想

先日このブログで、うちの子が作った「マッドマックス 怒りのデス・ロード」愛溢れるレゴ作品を紹介したエントリーに対して、大きな反響をいただきました。

kamonpoi.hatenablog.com

普段、日に50アクセスくらいあるかないか程度のブログに、1日で3500アクセス以上あったりして、もうこれは嬉しいというか、単に驚いています。

読んでくださった方々どうもありがとうございます。

この記事を書くことを勧めてくれた友達と、何より「マッドマックス 怒りのデス・ロード」観たいと悶絶している(大袈裟?)うちの子の情熱、そしてレゴスキルに感謝しなければいけない。

あらためてありがとうございます。

 

 

で、さて、「お父さん、観てくるよ」と言った手前、やっぱり観に行かなければなるまいと思い、一昨日ついに観てきました。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。

IMAXでの鑑賞をお勧めする声も聞くけれども、今回はTOHOシネマズ日本橋で、3D、ドルビーアトモスにて鑑賞。

今週はシネマイレージ会員への割引を行っていて、なんと一般鑑賞料金1100円!3D(メガネ持込み)とドルビーアトモスの別途料金をプラスしても1600円で鑑賞できる!会員になっててよかった。

wwws.warnerbros.co.jp

 

 

最初にお断りをしておくと、僕自身はそれほどエモーショナルなタイプではないし、理知的・批評的なタイプでもないので、映画の感想を書いてもわりと淡々とした感じになってしまいます。

自分でもパンチのない文章だな、といつももどかしく感じるのだけども、もうしょうがない。

なので、多分熱くも深くもない感想が以下綴られます。

 

 

一応「午後のロードショー」で「マッドマックス」シリーズを復習したので、主人公マックス・ロカタンスキーがどのような経緯で荒廃した世界を放浪しているのか、その辺の事情は呑みこんでいる。

まあ、でもシリーズものを観ていなくても全く問題ない。

マックスもメル・ギブソンからトム・ハーディ―に変わっているし、シリーズ最新作なのかリブート作なのかよくわかない。

全くの新作としてまっさらで観ても楽しめるはず。

 

 

とにかく本作はシンプル。

舞台はほとんど砂漠だし、逃げる者と追う者とのチェイスアクションだけで構成されているし、雑味一切なし。

強いて言えば、マックスが子どもの亡霊(?)に悩まされるシーンはちょっと余計と感じたくらい。

個人的な好みとしては、マックスにはなんの目的もトラウマも説明されなくていいくらい。

ストーリーは、貴重な資源である水を独占し、恐怖で民衆を支配する絶対君主イモータン・ジョーの王国に捕らわれの身となったマックスが、ジョーの妾を拉致して逃亡を図ったジョーの配下フュリオサと協力して、希望の地を目指す、というもの。


映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』予告編 - YouTube

 

 

説明が少なくてストーリーがわかりづらいなんて声があるみたいだけども、ほんとに?と思うくらいシンプルですよ。

荒唐無稽なファンタジーではなくて、現代の世界を寓話的に描いている。

ブラックな会社に勤めていて嫌気が差して、ほんとの自分はこんなじゃない、ほんとの自分になれる場所がどこかにある、と飛び出したはいいもののそんな場所などありはしない。

今いる場所で希望をつくらなくちゃダメじゃないか、と至極真っ当なメッセージを発している。

そんな風に受け取れる。

実は本作、マックスの話というよりフュリオサがメインの話として見るとわかりやすい。

この辺ネタバレになるのだろうか?でも多分問題ないと思います。

メッセージやテーマ云々ではなく、やっぱりこの作品の醍醐味はなんていってもCGなしという迫真のチェイスアクションなのだから。

 

 

ただこればかりは言葉では表現しづらい。

砂塵を上げて爆走する車車車、命を顧みないジョーの配下の白塗り兵士、爆破に次ぐ爆破、大破する車にバイク、振り落とされる人人人。

マッドマックス」シリーズ通して描かれていた美学が本作にギュッと濃縮されている。

フュリオサの裏切りが発覚してジョーの軍団が追跡、激しいカーチェイスの後、もろとも砂嵐に突っ込む。ここまでで30分くらいかな、でももう1本分くらいのアクション映画を観たような気分になる。

で、この後どうやって映画は進むの?と心配になるほど。

 

 

アクションの凄まじさが一番の見どころではあるのだけども、荒廃した世界のビジュアルのディテールもまたこの作品の楽しさのひとつ。

改造車のセンスもいちいち素晴らしい。絵に描いたり、レゴで作ってみたくなる気持ちはわかる。

イモータン・ジョーのクリアな鎧だとか、武器将軍の弾丸まみれファッションとかも痺れる。

 

 

一番グッときたのは、ジョーの配下である白塗り兵士ウォーボーイズの一員ニュークスの漢気。

崇拝するジョーのためなら命を投げ出す覚悟でフュリオサ追跡に名乗りを上げ、「What a lovery day!」と洩らしながら自爆しようとする。

その後彼は転機を迎えるのだけども、最後まで信じたもの、愛したものに言葉通り命を賭けて生を全うする。

演じるニコラス・ホルトも生き生きしていて素晴らしい。

 

 

マックスはこれまでのシリーズを通しても、案外目立たないヒーローなんだけど、本作でも同様。

これに関してはパンフレットにあった武論尊のインタビューでの発言が的を得ていると思った。

曰く「主人公はリアクションしかできないのよ。それゆえに、相手が強くなればなるほど、引っ張られて強くなる。~中略~自分から喧嘩を仕掛けちゃダメなんだよ。自分から喧嘩をするとチンピラになっちゃうからね。でも売られた喧嘩は全部買う」。

なるほど、ヒーローって本来は受けの存在なのか。

確かにマックスはやらなければならない状況で渋々ヒーロー役を引き受けてきている。

そして敵は暴走族から極悪な愚連隊、町を築いた権力者、そして本作では王国を築いた独裁者と段々に強大化している。

再び孤独な放浪へと出たマックスが次に出会うのはどんな敵なんだろうか?

ドラゴンボール」のような展開にだけはならないように願う。

 

 

さて、鑑賞料金もお得に済んだので、パンフレット(ボリュームあり!)をしっかり買ってうちの子のお土産として、まだ今週は遅番で顔を合わせていないので、週末にはうちの子に感想を伝えないとな、と。

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