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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

オズヴァルド・チルトナーのドローイングに胸熱

アート

外部からの刺激がなにか欲しい。

創作意欲、想像力を掻き立てる何か。

ということで、本棚から「アウトサイダー・アート」(求龍堂)を取り出してみました。(自宅の本棚はすでにして内部である、という批判には目をつむる)

アウトサイダー・アート

アウトサイダー・アート

 

 

パラパラとめくっていくなかで手が止まったのが、オズヴァルド・チルトナーのページ。

タコみたいに手や足や首が伸びた人物のドローイング。黒のペンでシンプルに描かれている。

ぼくはこういうなにげないドローイング、たとえば授業中退屈になって教科書の隅に描くようなとりとめのないドローイングが好きです。

モノトーンのドローイングはとりわけ好物。

「osward tschirtner」でググると、よだれもののドローイングがわんさか出てくる。

通勤中にそれらを眺めていたら、なんだか胸に熱いものが込み上げてきました。

ああ、チルトナー…


オズヴァルド・チルトナーは、アウトサイダー・アートの界隈では比較的有名な方のようです。

ウィーンにある精神障害者の施設グギング芸術の家は、アウトサイダーアーティストたちが作品を制作しながら生活する施設として知られています。

チルトナーもここで暮らしていました。



ぼくがこの施設を知ったのは、もう20年近く前ですが、「芸術新潮」の1993年12月号「特集 現代美術をぶっ飛ばす!病める天才たち」のなかででした。

チルトナーの作品も掲載されていたけども、その時はあまり印象になく、同じグギングのアーティストでは、ヨハン・ハウザーやアウグスト・ヴァッラといったよりアクの強い作風に目がいってしまっていた。

ちなみにアウトサイダー・アートをおそらく一般的にしたであろうこの「芸術新潮」の特集号は、お気に入りの一冊です。



ついでに最近読んだ椹木野衣の「アウトサイダー・アート入門」、こちらも読むとなんだか元気になる良書です。

 

最後にもう一度、ああ、チルトナー…

以上でした。