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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

徒然アメリカンコメディ13〜「インターンシップ」を観て考えるブロマンスの魅力について

コメディ 映画
インターンシップ」を観ました。
ヴィンス・ヴォーンオーウェン・ウィルソン共演の2013年製作コメディ作品。
時計のセールスマンである2人が失業して、2人仲良くなんとGoogleインターンになって社員を目指す、という話。


V・ヴォーンとO・ウィルソンは、ベン・スティラーを中心とするフラットパックというコメディ集団の一員として有名です。
集団といっても別に彼ら自身がそう名乗って活動してるわけではないけれども、お互いに認め合って、コメディ作品で数多く共演してるので、そう観客や批評家らからカテゴライズされているだけですが。


本作にはB・スティラーこそ出てないものの、やはりフラットパックの一員とされるウィル・フェレルが得意の傲慢キャラでカメオ出演してます。


アメコメ好きには、まあ、申し分ないキャストだし、話もなかなか現代風で事前期待はそれなりに高かった。
けれども、う〜ん、これは正直つまんなかった。


V・ヴォーンとO・ウィルソンのベッタベタな親密加減がなんかちょっと気持ち悪いくらいなんですよ。
この2人がアナログ思考で、Googleインターンできてるデジタルネイティヴな若者たちに老害を撒き散らすんだけども、最後は、ここネタバレになるけど多分問題ないと思いますので、最後は中年オヤジのコミュニケーション能力で若者らと団結して、Googleに社員として登用される。
ウェルメイドなコメディとしてきれいにはまとまってる。
まとまってるけど、全体的に説教じみてる。
あと、決定的にどうなの?と思うのは、V・ヴォーンとO・ウィルソンの2人の関係に「無職のいい年した男が2人でいつもつるんでて気持ち悪くない?」とつっこむ人が一人もいないんだよね。


本作は男同士の愛情にも似た友情を描くブロマンスもののジャンルに入る。
「スーパーバッド」がブロマンスものとして優れてるのは、ブロマンスの終わりをほのかに匂わせてるからで、ブロマンス的なものって、大人になっていく過程≒社会化されていく過程で、薄まっていくところに魅力があると思う。


でも「インターンシップ」においては、本人たちも周囲も疑うことなくブロマンスが強固に認められてる。
就職をかけた場においても。
そこに無頓着だったのが、本作の魅力が乏しい理由かな、と。