船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

「ヤング・アダルトUSA」が面白い!

「ヤング・アダルト・USA」(長谷川町蔵山崎まどか共著、DU BOOKS)を読んでいますが、これがまた面白い!

ヤング・アダルトU.S.A. (ポップカルチャーが描く「アメリカの思春期」)

ヤング・アダルトU.S.A. (ポップカルチャーが描く「アメリカの思春期」)




お二人の共著による前作「ハイスクールUSA」もアメリカ学園映画好きにはたまらない名著ですが、「ヤング・アダルトUSA」は、前作が発刊された2006年以降の学園映画を中心にしながら、さらにリアリティ番組やトゥイーン(10歳前後の少女たち)向けテレビドラマ、大ヒットドラマ「glee」など、学園映画の主役であるティーンのカルチャーをもろもろ詰め込んであります。



ともすれば軽薄な流行り物、上っ面だけのチージーな作り物と見られそうなものばかりだけれども、いや、うわべは時代によって変わろうとも、ずっと変わらないティーンのティーンならではの永遠の悩みがそこには汲み取れる。


誰しも一度は通ったはずの思春期。それをノスタルジックに思い返すのではない。
あの時悩んだこと、感じたことって、実は今でも同じように悩んだり、感じたりしてるよね?
ただ大人になると別の責任の重さが増して、そんなことを忘れさせてるんじゃないの?
変に大人ぶって肩肘張らずに、たまにはナイーブに感じて、傷ついてみたっていいんじゃない?
退行ではなく、思春期の感性を取り戻すようにやんわりと促されてるような気がしてくる。段々と。


お二人のこのジャンルへの愛と造詣の深さにとにかく感嘆。
決して学園映画もの好きにだけ訴える内容ではなく、ひいては現代のティーンカルチャー、アメリカ文化まで見渡せる作りなっていて非常に読み応えがあります。
オススメです。