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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

「午後のロードショー」で「ファイナル・デスティネーション」シリーズを観た!

映画
10月のテレビ東京午後のロードショー」毎週木曜日は、「ファイナル・デスティネーション」シリーズ全5作を放映するというかなり思い切ったプログラムでした。
平日の昼下がりに、ただただ人の死に様ばかりを数珠繋ぎにした映画を放映するなんて、さすが「午後のロードショー」です。


レンタルですでに全作品観てはいたのですが、うちの子がすべて録画して観ていたので、一緒になって再鑑賞しました(「ファイナル・デッドサーキット」だけ未見)。


さすがに地上波放映だけあって、露骨にグロいシーン、えげつないシーンはカットされていました。
正直、そここそがこのシリーズの魅力なので、それをカットしてしまっては味気ない。
まあ、耐性のない人、興味のない人がたまたまテレビをつけて、人体が損壊するシーンを目の当たりにしては不快なことでしょう。
致命的なカットがあったとはいえ、映画のエクスプロイテーションな面を追求し続ける「午後のロードショー」の気概は伝わってきました。


このシリーズ、ぼくはとにかく潔くって好きです。
毎回同じ話を、冒頭の大事故だけアレンジして繰り返してるだけですよ。
あとはどんなシチュエーションで、人がどれだけ悲惨な死に方をするかだけを見せる。
このシリーズが5作も作られてることからわかるように、人は他人の死に様を見るのが大好きなのですね。
その欲求にのみ応えてる、という潔さが好きです。


冒頭の大事故シーンだけ取り上げるなら、ぼくは2作目「デッドコースター」のハイウェイ玉突きがお気に入りです。
一番躍動感を感じます。
作品としてもやっぱり2作目、あとは1作目が好きです。
この最初の2作は、運命に逆らおうと主人公らが手立てを模索するので、「もしかしたらなんとか回避できるかも?」というサスペンスが生まれていて、全体的に緊張感があります。
3作目以降は、もう「どうせ死ぬんだろう」と登場人物も、観るこちらも諦めモードになっていて、なんか緩いです。
ただただ派手な死に様だけが見所になってしまいました。
まあ、それはそれでいいんですけど。


このシリーズの面白さは、死に様以外にももうひとつあって、ホラー映画でありながら殺人鬼とかモンスターとかいったヴィランが出てこないとこ。
主人公らを追い詰めるのは、見えない死の運命なのです。
これはなかなか画期的な発明。
シリーズを通して、この死の運命が一切形を伴わないとこも潔くて好きですね。


シリーズ5作目「ファイナル・デッドブリッジ」は、ラストに1作目の事故に繋がるというアクロバティックな円環構造で、シリーズを終結させてしまったように見えますが、謎の男ブラッドワース(トニー・トッド)はその5作目で「前にも同じようなことがあった」と言っています。
6作目をにおわせます。
個人的な希望では、次作があるなら、過去の時代を舞台にしてほしいですね。
19世紀半ばの西部開拓時代、鉄道が脱線事故を起こして…というのはどうでしょうか?

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