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船橋リズムセンター

「野に在って野に下らず、俗に在って俗に流されず」。こだわりなし、怒りなし、浅く、ぶれつつ、無着陸、、、

11月に観た映画あれこれ~「暗殺の森」「情婦」「100歳の華麗なる冒険」など

映画

11月に観た映画を振り返ります。

劇場で観たのは3本。「トランスポーター イグニション」、リバイバルで「暗殺の森」、「ヴィジット」。

暗殺の森」は観られてよかったです。若々しいエネルギーに満ちていて、なんだか元気を貰えました。

 

 

DVD鑑賞では、名作を勉強するというテーマでビリー・ワイルダーロバート・アルトマンの作品を観ながら、うちの子がTSUTAYAで借りたジャンルものを一緒に観たり、といった感じ。

 

 

ビリー・ワイルダーの「情婦」は素晴らしかった!「ヴィジット」を観た後だっただけに、よりそう思ったのかもしれない。

嬉しい拾い物としては「100歳の華麗なる冒険」。ブラックな北欧版「フォレスト・ガンプ」。数奇な運命ものというジャンルがあるかどうか知らないけど、こういう話面白いよね。

人の一生を扱う映画って、時間の制約があってどうしても内容が薄くなるというか、断片的になって食い足りない感じがしてしまうんだけど、バカバカしいエピソードと主演のひょうひょうとした魅力で持たせてる。あまり道徳的になってないのもよかった。

あと、「悪魔のいけにえ」の公開40周年記念Blu-ray買ってしまいました。

久し振りに観たら、いやあ、なんともいえない緊張感。今観ても全然鮮度が落ちていないのには驚き。

 

 

11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:19本
観た鑑賞時間:2056分

プレタポルテ [DVD]プレタポルテ [DVD]
アルトマンの群像コメディは観るときの環境、体調によって評価が変わる気がする。本作がイマイチ乗れなかったのは多分そんな理由。パリコレに関わる様々な人々のドラマを、ドキュメンタリーっぽく、時にコミカル、時にシニカルに描く。多勢の人物を描きわける演出はさすが。ファッション業界がかなり協力してるのもすごいとは思う。でも、忙しないよね。観ていて疲れる。
鑑賞日:11月29日 監督:ロバート・アルトマン
100歳の華麗なる冒険 [DVD]100歳の華麗なる冒険 [DVD]
面白い!まったくノーマークだったので嬉しい驚き!北欧版「フォレスト・ガンプ」みたいな話。100歳の誕生日を迎えたアランは老人ホームを抜け出す。ひょんなことから手にした大金とともに逃避行。その途上で過去のことをいろいろ振り返る。この過去がバカバカしい!爆破好きが高じて、スペイン内戦で橋を片っ端から爆破したり、なんと核爆弾の開発にまで関わる。アランはその後も世界史の大事件に意図せず関わってしまう。ジェフ・ダニエルズ似の主演男優が飄々としていていい感じ。ゆるいギャグとブラックジョークとのバランスも好き。佳作!
鑑賞日:11月28日 監督:フェリックス・ハーングレーン
昼下りの情事 (ニューマスター仕様) [DVD]昼下りの情事 (ニューマスター仕様) [DVD]
う~ん、よくできてるとは思うんだけど、他のビリー・ワイルダー作品に較べると、もひとつ何か足りない。オードリー・ヘプバーン主演で身分違いの恋愛を描くラブコメというと「麗しのサブリナ」と似てる。どちらでもO・ヘプバーンは絵になるんだけど、コメディエンヌとしてはいまいち。ひたすらついてくる楽団のギャグと、心優しい探偵の父親の存在がいい味。
鑑賞日:11月23日 監督:ビリー・ワイルダー
情婦 [DVD]情婦 [DVD]
昔教育テレビ(現Eテレ)の映画枠で放映されたのを観た覚えがある。久々の再鑑賞。面白かった!アクションのない法廷劇なんだけども、病弱で巨漢の弁護士とその看護師とのコミカルなやりとりを交え飽きさせない。殺人事件の裁判を扱った映画で、事件の再現シーンなど一切ないのが驚き。脚本が素晴らしい!法廷劇であり、愛についての映画であり、なによりどんでん返しを楽しむ娯楽作でもある。傑作!
鑑賞日:11月23日 監督:ビリー・ワイルダー
ザ・ヴェンジェンス [DVD]ザ・ヴェンジェンス [DVD]
子どもが「観たい」と言ってレンタルしたので一緒に鑑賞。アクションに特化したケレン味溢れる娯楽作。警官だった両親を殺され、叔父の元で成長した兄弟が、両親を殺した組織に復讐をする。話はいたってシンプルだけども、そこへおそらく監督がやりたいアクションをとにかく盛りまくっている。二丁拳銃ならぬ二丁マシンガンでずんずん敵に立ち向かう姿のバカカッコよさ。車に何度も轢かれたり、パイプで身体を串刺しにされたり、列車ごとヘリに突っ込んだりしても立ち上がる主人公のタフさときたら。敵のアジトへ乗りこむシーンの長回しも楽しい。
鑑賞日:11月21日 監督:パンナー・リットグライ
アナベル 死霊館の人形 ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]アナベル 死霊館の人形 ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
意外と(失礼!)面白かった。「死霊館」のスピンオフ作品とはいえ、本作単体でも十分楽しめる。監督はジェームズ・ワン作品の多くで撮影を担当しているようで、職人らしくジェームズ・ワンのテイストをきっちり踏襲してる感じ。品よく丁寧にじわじわ怖がらせる演出がよい。ロッキングチェアの揺れる音、ミシンの音など音で怖がらせるあたりもジェームズ・ワン譲りかな。1970年代前半の雰囲気をうまく出しているファッション、美術、音楽などにも職人技を感じる。良作。
鑑賞日:11月21日 監督:ジョン・R・レオネッティ
ヴィジットヴィジット
SNSで目にする感想はどれも好評価だったので期待してたけれども、正直イマイチ。田舎は怖い系+POV手法で低予算でも十分怖がらせてはくれる。でも、こんなこと言うのも何だけど、主役の姉弟がうるさいというか小賢しいというか、それでげんなりしてしまう。祖父母のキャスティングはよかった。
鑑賞日:11月18日 監督:M・ナイト・シャマラン
悪魔のいけにえ 公開40周年記念版 [Blu-ray]悪魔のいけにえ 公開40周年記念版 [Blu-ray]
久々鑑賞。いやあ、最初から最後まで厭な緊張感がずっと続く、身の詰まった作品。まさにホラーの金字塔。面白かった!不穏な音響とチェーンソーの爆音とサリーの絶叫とのイカれたハーモニーは、この作品の厭さの根幹だろうな。家のテレビではまだ十分味わえないのが残念。トビー・フーパーの家の撮り方がなんか好きなんだよね。
鑑賞日:11月15日 監督:トビー・フーパー
暗殺の森 [DVD]暗殺の森 [DVD]
新宿武蔵野館にて鑑賞。こんなにも若々しいとは思わなかった!という驚き。凝った撮影を追いかけるのに目を奪われていると、これどういう話なんだ?ってなるけど、結局イデオロギーに馴染みきれなかった小市民(でもハンサム)の悲哀を描いてる、という割とシンプルな話。主人公マルチェロは卑怯で、保身的な人間なんだけど、それって大多数の人がそうだよね。そんな人間をトランティニャンがニヒルに演じてるのがなんだかコミカル。ちょいちょい吹き出しそうになるギャグもあって、見返すたびに別の面白さが発見できそう。
鑑賞日:11月13日 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
サンタ・サングレ 聖なる血 [DVD]サンタ・サングレ 聖なる血 [DVD]
鑑賞日:11月10日 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
ザ・プレイヤー [DVD]ザ・プレイヤー [DVD]
ハリウッドをここまで小バカにしながら、きちんとサスペンス映画としてエンタメの流儀に則り、それでいてあんな皮肉たっぷりのハッピーエンドを用意する!痛快!オープニングの流れるようなワンシーンワンカットは惚れ惚れする。カメオ出演の豪華さも楽しい。でもハリウッド風刺に引っ張られすぎて、群像劇ならではの高揚感みたいのはちょっと薄かったかな、とも。時々デヴィッド・リンチぽく思えるシーンがあったりして、ニヤリ。ティム・ロビンス若いなあ。
鑑賞日:11月09日 監督:ロバート・アルトマン
カサンドラ・クロス [DVD]カサンドラ・クロス [DVD]
「午後ロー」録画鑑賞。ヨーロッパ版オールスターパニックもの。渋いですね。オープニングのテロリスト襲撃シーンはなかなかかっこいいけど、あれは結局何が目的だったのだろう?いかんせん女優陣が皆とうが立ってるのがやや難。ラストの列車鉄橋落下は好き。マーティン・シーンの鋭い眼光もいい(「ある戦慄」を彷彿とさせる)。
鑑賞日:11月08日 監督:ジョルジュ・パン・コスマトス
アポロ18 [DVD]アポロ18 [DVD]
う~ん、90分もないのに長く感じたなあ。公式記録には残っていないアポロ18号が月で遭遇した異常事態の記録映像、という体のモキュメンタリー。ネタバレしてしまいますが、エイリアンに襲われるんですよ。エイリアンはなかなか面白い設定なんだけども、これがなかなか勿体ぶって出てこない。勿体ぶるほどのインパクトはないんで、なんとなくラスト拍子抜けしてしまう。
鑑賞日:11月08日 監督:ゴンザロ・ロペス・ガレーゴ
皇帝円舞曲 [DVD]皇帝円舞曲 [DVD]
麗しのサブリナ」の後にみたせいか、なんだか男女を変えただけの似たような話。上流階級の未亡人とアメリカのセールスマンとの身分違いの恋模様。本筋よりも犬の演技の方に目がいってしまう。のぺっとしたカラー、ピクトリアルな構図で、あたかも絵画を見ているような印象。ジョーン・フォンテインの美貌とビング・クロスビーの歌、そして犬のための映画かな。
鑑賞日:11月06日 監督:ビリー・ワイルダー
麗しのサブリナ [DVD]麗しのサブリナ [DVD]
偏見かもしれないけれど、少女マンガみたいな話だなあ、と。実業家で富豪の家に使用人の娘として住み込むサブリナが、その家の兄弟に恋をする話。たいして面白い話ではないけれども、サブリナ演じるオードリー・ヘプバーンのマッチ棒人形みたいな華奢さがキュート。ガレージで自殺を図るシーン、屋内テニスコートで逢引するシーンなどウットリするような画の魅力がある。
鑑賞日:11月06日 監督:ビリー・ワイルダー
お熱いのがお好き(特別編) [DVD]お熱いのがお好き(特別編) [DVD]
面白かった!マリリン・モンローは「七年目の浮気」よりずっとよいね。2人のバンドマンがギャングの殺人現場を目撃して命を狙われる。2人は一計を案じ、女装して女性楽団に潜入。そこで出会った美女に一目惚れ。しかしギャングの手が伸びてきて…という話。ノワール調のオープニングから、凸凹バンドマンコンビのコメディへの流れが素晴らしい。トニー・カーティスジャック・レモンの掛け合いもうるさ過ぎず適度にドタバタで楽しい。寝台車の狭いベッドの上でパーティしたり、沖合の船まで後ろ向きに進むボートで行ったり、といった演出が好き。
鑑賞日:11月04日 監督:ビリー・ワイルダー
ファイナル・デッドブリッジ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)ファイナル・デッドブリッジ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
再鑑賞。意外と地味だったな。ラストはご愛嬌。この後シリーズ続けるなら、過去に遡って例えば19世紀半ばの西部開拓時代とかも面白いかも。
鑑賞日:11月03日 監督:スティーブン・クォーレ
トランスポーター イグニショントランスポーター イグニション
良くも悪くもサラッとした感触のアクション映画。ジェイソン・ステイサム版は全然観てないけれども、それなりに楽しめる。ただ運び屋の話は脇に追いやられて、むしろ依頼人の美女らが企む復讐劇がメイン。それで主役がやや霞むと製作サイドが判断したのか、運び屋の父親を登場させて親子バディものの要素を加える。ここら辺は「インディ・ジョーンズ最期の聖戦」を手本にしてる?この父親役を演じたレイ・スティーブンソンが、味のある中年をコミカルに演じてポイント高い。全体的に美男美女ばかりでいちいちCMみたいに見えるシーンが多いな、と。
鑑賞日:11月01日 監督:カミーユ・デラマール
アウト・オブ・タウナーズ [DVD]アウト・オブ・タウナーズ [DVD]
う〜ん、スティーブ・マーチンの芸達者ぶりは充分出てるんだけども、なんかイマイチ。子育てを卒業した夫婦が、ニューヨークで新生活を始めようとするも災難続きで右往左往するドタバタハートフルコメディ。笑いを誘うはずの災難が、ギャグのためのギャグにしか見えなくて、どうも話に入っていけない。ホテルの支配人役のジョン・クリーズが主演2人を喰わんばかりの怪演。
鑑賞日:11月01日 監督:サム・ワイズマン

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